電機屋の店員

最近ではあまり気にしなくてもよくなりつつありますが、Linuxを使っていると新しいデバイスが使えるかどうかが気になって、電機屋で商品を選ぶのも慎重になります。
大抵のメーカではWindowsMacしかサポートしていないですから、Linuxで使えるかどうかは自分で調べるか自力で解決する覚悟で買ってみるしかありません。メーカのサポートがないので店員さんも「Linuxで使えますか?」という質問には答えられなくても仕方ないでしょう。

ちなみにUSBマスストレージ規格に対応しているかどうかの目安としては、Windows(95と98は除く)やMacで特別なドライバが必要かどうかというのがあります。USBケーブルを接続するだけで使えますよ、といわれればLinuxからでも使用できる可能性は高いです。
逆に付属のドライバのインストールが必要ということになれば、そのデバイスのためのLinuxドライバを誰かが書いてないと使えないでしょう。

しかし店員さんも「USBマスストレージ規格に対応していますか?」という質問の意味が分かる程度には商品知識を勉強してほしいものですね。たぶん今日の店員さんより僕の方がこの商品についてについては詳しかったんじゃないかと思います。しっかり下調べしていきましたから。
それが無理なら一通り動作確認用のマシンが置いてあって試しにつなげてみる、というのができれば我々にとっては有益な情報が(ベンダIDとかプロダクトIDとか)が得られるので嬉しいんですけどね。すぐ隣の売場にはPCがいっぱいあるんだし。

もっともLinuxは一口に言ってもたくさんディストリビューションがある上にカーネルのバージョンやパッチ、カーネルの設定等々条件が多くあるので、売る側にとっても動作保証できないのは無理もないと思いますが。デスクトップ環境でLinuxが普及するには単に広範なデバイスのサポートのみならず環境の標準化が必要なのかもしれません。