2日目の美術館巡りの途中に立ち寄った山道のお茶屋さん。
佛山寺から金鱗湖の天祖神社へと続く山道の中頃にあり、「すすり茶」というちょっと変わったお茶の楽しみ方を紹介した看板が出ています。
中にはいると、メニューは二種類のみ。それも基本はお茶と和菓子か「やせうま」というきな粉をまぶして食べるお餅のような団子とお茶のセットで、お茶の葉によって¥1000コースと¥800コースに分かれているだけです。やっぱり高い方が良い葉なんでしょうね。迷わず¥1000コースを頼みました。
茶碗や急須、皿などの器は全て柄の統一された伊万里の特注品だそうで、6つくらいの種類ある柄から好きなものを楽しめます。綺麗に揃った器は観てるだけでもなかなかかっこいいです。
さて、お茶は茶碗にたっぷり入った上等なお茶の葉に、20cc程度ずつのお湯を注いで、茶碗の蓋をずらしながら
すするように楽しみます。
一杯目は意外にも甘い口当たりと驚くほど豊かな香りに圧倒されます。
二杯目は強いカテキンの苦みが出てきます。
三杯目は落ち着いた苦みとほのかな旨味ので、これでやっと普通のお茶の風味に近くなりました。
四杯目は熱いお湯(90℃)を出してくれて、これであっさり頂きます。
さて、変わっているのはここからで、四杯分だしたお茶葉にポン酢をかけて食べます。
最初はちょっとどうかなと思ってたのですが、思い切って食べてみるとこれが意外に美味しいんです。癖になりそう。
ここには滞在中にもう一度行きたいと思っていたのですが、天候に祟られて残念ながら再訪出来ませんでした。
これはおすすめです。