物語工学論

物語工学論

物語工学論

新城カズマなので買いました。新城カズマの大ファンという人にはおすすめします。そうでもないという人にはおすすめしません。

物語を作る方法について、というよりは物語を分析することについて、特にキャラクターの類型から書かれていますが、『論』といえるほどきちんとまとまっていないので真面目に参考にしようというような読み方に耐えうるものではないです。まあ後半が賀東招二との対談収録って時点でファンブックなわけで。それにしても脚注が多すぎると思う。脚注のなかに更に脚注番号が振られて隣に孫脚注が並んでいるとかはさすがに勘弁して欲しい。脚注から読んでしまう派なんですよわたし。

まあ、それなりにおもしろがって読みましたけど、こういうの書くんだったら作品を書いて欲しい。いや「15×24」が出てるのは知ってますのでそれも完結したらいずれ読みますし Twitter 小説とかもやってるそうなので書いてないってわけじゃないんでしょうけどね。まあでも……もう不可能なのはわかっててそれでも書きますけど*1「革命!」の続きが読みたいんですよ!

*1:勘違いしてましたが要望がたくさんあれば書けないわけじゃないみたいですよ。みんなで続刊希望しよう