ruby-trunk-changes r29826 - r29831

どうも風邪をひいてしまったようでのどがヒリヒリと痛んできました。今夜はあたたかくして早めに寝よう。皆さんも体調にはお気をつけて。

nobu:r29826 2010-11-18 22:58:47 +0900

IO オブジェクトの実体である rb_io_t から入出力のバッファのメンバを rb_io_buffer_t という構造体に切り出しています。rb_io_t の構造に依存している拡張ライブラリ……はそもそもそんなの書いちゃだめですね。ん、でも include/ruby 以下のヘッダファイルは $(prefix)/include/ruby に公開されるから見えるのか。ということで依存している人は心構えをしましょう。

kou:r29827 2010-11-18 23:25:03 +0900

REXML::Formatters::Pretty#wrap で pretty print のために再帰呼び出しを使っていたために大きなデータでスタックオーバフローを起こしていたのを、再帰をやめてループで書き直してエラーにならないようにしています。[ruby-core:33245]

nobu:r29828 2010-11-18 23:56:34 +0900

win32/Makefile.sub の機能追加。なかなか難解です。make scriptbin と stub ターゲットを追加して、r29738 で導入した、ruby スクリプトファイルの先頭に rubystub.exe を埋め込んで Windows 上で実行可能ファイルとして仕立てあげる機能を使って bin/ サブディレクトリの下のスクリプトを .exe ファイルにしたものを生成するようにしているみたいです。

nobu:r29829 2010-11-19 00:00:03 +0900

cygwin では rubystub.exe を使った実行ファイル化は不要なので make ファイル変数定義を空にするようにしています。

svn:r29830 2010-11-19 00:00:05 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r29831 2010-11-19 14:11:37 +0900

r26701 で導入されてその後 revert された正規表現の末尾繰り返しの最適化の機能のテストを削除しています。メモリをたくさん使いそうな重いテストなので make test-all が少し軽くなりそうです。