いくつか細かな不具合修正がされています。
tenderlove:r30152 2010-12-10 02:18:54 +0900
OpenSSL::X509::StoreContext#cleanup メソッドが古くて(?)SEGV していたので C 実装のメソッドを削除して、警告メッセージを出力する Ruby 実装のメソッドを追加しています。[ruby-dev:42546]
svn:r30153 2010-12-10 02:18:55 +0900
version.h の日付更新。
naruse:r30154 2010-12-10 10:08:45 +0900
Net::HTTP の HTTP 1.1 の挙動をさせる Net::HTTP.version_1_1 というメソッドを廃止しています。呼ばなくてもそうなってるから不要になった、ということですかね?
naruse:r30155 2010-12-10 10:21:13 +0900
Net::HTTP の rdoc に userinfo を認証に使うのは deprecated だよという記述を追記しています。[ruby-core:33255]
あーこの追記のすぐ上の行の iff -> if の typo っぽいですね。 iff = "if and only if" という単語らしいです。
usa:r30156 2010-12-10 10:41:02 +0900
Windows (LONG_LONG 型が存在する?)環境で Time#strftime の %s 指示子でおかしな文字列が生成されてしまうのを修正。[ruby-core:33634]
naruse:r30157 2010-12-10 10:50:51 +0900
で LONG_LONG が long と同じサイズだった場合を考慮するように再修正。
kazu:r30158 2010-12-10 11:42:06 +0900
enum 型の宣言で最後のメンバの後にカンマがついているのを削除。あれ、gcc だと C でも最後の余分なカンマは通るんでしたっけ。
nobu:r30159 2010-12-10 18:11:10 +0900
mkmf.rb のリファクタリング(テストで 使うために Logging.log_close を分離)。
nobu:r30160 2010-12-10 18:11:48 +0900
mkmf.rb の check_signedness がうまく動作できていなくなっていたのを修正。[ruby-dev:42731]
nobu:r30161 2010-12-10 18:12:33 +0900
mkmf.rb のテストを追加。
nobu:r30162 2010-12-10 18:27:53 +0900
tool/rbinstall.rb install_recursive でバックアップファイルなど無視するファイルをインストールしないように。またブロックつきの呼び出して install メソッドのかわりにブロックを yield するように。
nobu:r30163 2010-12-10 18:28:42 +0900
cygwin/GNUmakefile.in で SCRIPTPROGRAMS にバックアップファイルなどを含まないように。また stubprogram に実行権限を付与するように。
nobu:r30164 2010-12-10 18:29:22 +0900
ライブラリのロードパスを実行体のパス($(prefix)/bin の下にあるはず)からの相対パスを元に lib ディレクトリを推定して構築するところで、静的リンクした実行体を相対パス指定で呼び出された時に $PATH から探せない可能性があるので、そういう時に実行体のパスをそのまま使うように。
あれ、実行体からの相対パスでロードパスを作るのは --enable-shared の時だけだったような気がしていましたがそうでない時も実行体のファイルパスを dln_find.c を使って取得して使うようになってるみたいですね。
nobu:r30165 2010-12-10 20:05:52 +0900
SUPPORT_JOKE というマクロが未定義という警告が出ていたのを修正。[ruby-dev:42730]
SUPPORT_JOKE は YARV の命令に bitblt("a bit of bacon, lettuce and tomato" を返す) とか answer(42 を返す)といったジョーク命令を追加するマクロです。YARV に命令を追加して遊ぶのは楽しいので一度やってみるといいと思います。insns.def で定義を追加して、compile.c で新規命令にコンパイルするメソッドを作れば確かさくっとできたはず。