ruby-trunk-changes r30492 - r30500

今日は readline のプロンプトに色付けのエスケープシークエンスを入れてた時の不具合修正や syscall の 64bit 環境での実装追加などがありました。

akr:r30492 2011-01-08 20:52:11 +0900

pack.c の swapd() (double のバイトオーダー変換)で long/short のバイト数によって分岐しているコードが変数の型宣言以外ほぼ共通だったので1つにまとめています。

akr:r30493 2011-01-08 21:25:03 +0900

pack.c の swapf(), swapd の条件コンパイルの条件を整理しています。

akr:r30494 2011-01-08 21:48:12 +0900

enum.c の enum_sort_by() で利用していた ary_cutoff() は削除して、先日追加された公開関数の rb_ary_resize() を利用するようにしています。

akr:r30495 2011-01-08 22:07:20 +0900

string.c インデントの修正のみです。

kouji:r30496 2011-01-09 14:54:33 +0900

readline でプロンプトにエスケープシクエンスなど表示されない文字が含まれていた時に、カーソルの先頭への移動等で誤った位置に移動するなど文字数の計算が狂っていたのを修正しています。[Bug #3616]

svn:r30497 2011-01-09 14:54:35 +0900

version.h の日付更新。

yugui:r30498 2011-01-09 16:39:16 +0900

irbロケール選択において、プラットフォームによっては "<言語>_<地域>" (ex. ja_JP)という指定ではなくて "<言語>.<エンコーディング>" (ja.utf-8 とか?)という指定が用いられることがあるのに対応しています。

yugui:r30499 2011-01-09 16:39:22 +0900

Kernel#syscall が LP64/LLP64 の環境で未実装だったのを実装しています。また BSD 系OS では __syscall() が利用できればそれを利用するようにしています。[ruby-core:34062]
syscall なんてメソッドがあったんですね。その名の通りシステムコールを直に叩くことができるそうですが…何に使うんでしょう。

akr:r30500 2011-01-09 20:38:55 +0900

transcode.c の関数マクロの引数にかっこをつける修正です。