ruby-trunk-changes r30721 - r30735

おや、気がつくともう1月もそろそろ終わるんですね。うわー。

naruse:r30721 2011-01-30 00:33:50 +0900

[].join でできる空文字列のエンコーディングが ASCII-8BIT になっていたので US-ASCII になるように修正しています。[ruby-list:47790]

svn:r30722 2011-01-30 00:33:51 +0900

version.h の日付更新。

kosaki:r30723 2011-01-30 01:06:00 +0900

NUM2MODET/MODET2NUM マクロが定義されない環境で NUM2INT/INT2NUM になるように定義しています。Windows でビルドできなかった模様。

naruse:r30724 2011-01-30 03:48:24 +0900

OpenSSL::BN#== に nil を渡すと例外が発生する不具合の修正です。[ruby-core:34987]

naruse:r30725 2011-01-30 08:03:47 +0900

configure.in で Mac OS 10.6 は fdatasync(3) を無いのにあるというらしいので補正しています。
configure はリンクしてみて(コンパイルするだけだったかも)関数の有無をチェックすると思うので、存在を騙すというのはどういうことなのでしょう。と思ったら Mac OS X では fdatasync はシステムコールらしいのでそういうことなのかな。

kanemoto:r30726 2011-01-30 10:02:46 +0900

AIX では char が unsigned 扱いなために ARGF が使えない状態だったので struct_argf の構造体の宣言を修正しています。[ruby-dev:43140]
参考URL: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/comphelp/v111v131/index.jsp?topic=/com.ibm.xlcpp111.aix.doc/language_ref/ch.html

nobu:r30727 2011-01-30 12:53:44 +0900

Emacs-Mule という文字コードのマクロ(emacsmule_islead)の結果が真偽反転していたのを修正。
符号値の範囲をチェックしているマクロですがよくわかりません。テストもついてるんですがそれを見てもよくわからないという。

nobu:r30728 2011-01-30 12:56:16 +0900

rb_enc_step_back() という文字列を n文字(おそらくエンコーディングを認識しつつ)さかのぼる関数を追加しています。追加といっても onigenc_step_back() という関数へのマクロとして定義しています。

nobu:r30729 2011-01-30 13:01:58 +0900

文字列を指定した長さ(文字数)以降を "..." と省略した文字列に書き換えて返す関数 rb_str_ellipsize() を追加しています。

nobu:r30730 2011-01-30 13:03:19 +0900

Hash#fetch で存在しないキーが指定された時のメッセージで inspect の結果が長い時には to_s の結果を使うようになっていたのを、末尾を "..." と省略した文字列にするように変更しています。

nobu:r30731 2011-01-30 15:13:25 +0900

Emacs-Mule エンコーディングの emacsmule_islead マクロ再度修正。

akr:r30732 2011-01-30 16:10:55 +0900

Time#strftime の %G 指示子は 4桁の数字(負の時はマイナス記号+4桁の数字)に置換されるように修正しています。

nobu:r30733 2011-01-30 16:15:23 +0900

libm の関数は x86_64 では DL2 で利用できないそうなので dl2 のテストで該当するものはスキップするようにしています。

nobu:r30734 2011-01-30 16:40:31 +0900

test/rubygems/test_gem_security.rb は OpenSSL が利用可能な時だけテスト実行するようにしています。

akr:r30735 2011-01-30 17:20:20 +0900

missing/crypt.c の関数マクロの引数にかっこをつける修正です。