ruby-trunk-changes r30810 - r30815

本日はやや動きが小さい日だったようです。RDoc の 3.5.3 がマージされてソースファイルのエンコーディングの扱いが強化されています。

nobu:r30810 2011-02-06 19:59:03 +0900

thread_pthread.c なにやら register_cached_thread_and_wait() という内部関数の宣言を関数内で行なっていたのを外に出しています。関数内で static 関数を宣言すると関数内関数になる? ただし USE_THREAD_CACHE というマクロが真に設定された時だけ有効な部分で、今は 0 に定義されているのでコンパイルされていない部分です。

usa:r30811 2011-02-07 10:23:28 +0900

RDoc のテストで読み込み権限のないファイルをチェックした時のテストがあり、Windows ではそういう権限がうまく設定できないらしく、ファイルを open 後削除するなどしていたのでさっくりスキップするようにしています。

svn:r30812 2011-02-07 10:23:30 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r30813 2011-02-07 11:48:04 +0900

make rdoc で起動する rdoc のオプションに --encoding=UTF-8 を追加しています。ruby 本体の rdoc は UTF-8 固定。

naruse:r30814 2011-02-07 13:27:46 +0900

TestProcess#test_wait_and_sigchild が FreeBSD では時々失敗するらしく skip するようにされています。これは確か SIGCHLD の受信が漏れることがあったというやつのテストですね。シグナルマスク関連のせいかなぁ。シグナル喪失するわけではなかったような気がするので別かも。

drbrain:r30815 2011-02-07 16:07:12 +0900

RDoc 3.5.3 がマージされています。主にソースファイルの文字エンコーディングのエラーハンドリングの追加とエンコーディング指定変換(force_encoding)のサポートが追加されている模様です。[Bug #4376]