ruby-trunk-changes r35287 - r35300

ayumin:r35287 2012-04-11 03:06:26 +0900

ripper の rdoc のスペルミス修正。

svn:r35288 2012-04-11 03:06:30 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r35289 2012-04-11 04:34:34 +0900

[ruby-dev:30653] の現象のためにテスト用のスクリプト test/ruby/lbtest.rb で生成した Thread を待つ b.join をコメントアウトしたため、最後に "exit." というメッセージを出した後に "n: done" というメッセージが出力することがありえるため、assert で最後のメッセージが "exit." になることをチェックしていたのを削除しています。

drbrain:r35290 2012-04-11 05:15:05 +0900

lib/abbrev.rb という文字列の配列を渡すと前方一致する部分文字列集合を返してくれる標準ライブラリの rdoc が結果を Array で返すようになっていたので、現在の実装に合わせて Hash で返すように修正。

drbrain:r35291 2012-04-11 06:11:37 +0900

String#tr や count などの文字種の指定のための文字列内でのバックスラッシュでのエスケープの解釈について rdoc 用コメントに追記しています。 [Bug #6161]

drbrain:r35292 2012-04-11 07:33:58 +0900

Array#pack と String#unpack でフォーマットを指定する引数の文字列内で不正な指示子があった時に黙って無視していたので -w フラグつきの時($VERBOSE が true の時)には警告メッセージを出力するようにしています。 [ruby-core:39067] [Feature #5219]

drbrain:r35293 2012-04-11 07:41:04 +0900

Digest#block_length の rdoc のサンプルコード内のメソッド名の typo を修正。

naruse:r35294 2012-04-11 10:15:56 +0900

r35292 で追加したテストが $VERBOSE が最初から false であることを前提としていたので、 -w つきでテストしても成功するように明示的に false を代入するようにしています。

shirosaki:r35296 2012-04-11 21:05:19 +0900

改行コードの変換ありのテキストモードの IO で eof の検出に失敗することがある不具合を修正しています。 詳細は把握していませんが io_fillbuf() で続きの読み込みをしてみると改行コードの変換ありの時にうまく EOF を検出せずずっと最後の文字を読み続けてしまうことがあったようです。 [ruby-core:44189] [Bug #6271]

nobu:r35297 2012-04-11 21:43:56 +0900

sprintf などのフォーマット文字列整形の {}, <> の名前による参照で存在しない名前が指定されていた時の例外のメッセージの typo 修正。

nobu:r35298 2012-04-11 22:01:14 +0900

同じくフォーマット文字列整形の名前参照のテストのメソッドを分離してテストケース(assertion)を追加しています。

nobu:r35299 2012-04-11 22:01:16 +0900

これもフォーマット文字列整形の名前での参照でエラー時の例外のメッセージ文字列のエンコーディングをフォーマット文字列のエンコーディングを利用するようにしています。

nobu:r35300 2012-04-11 22:31:23 +0900

rb_check_id_cstr() という C の API を追加して、文字列がシンボルとして既に利用済みかどうかを C の文字列(NUL終端した文字列)を渡してチェックできるようにしています。またそれを利用してフォーマット文字列の名前での参照で不要なシンボル登録をしないようにしています。