ruby-trunk-changes r36411 - r36417

今日は Proc#arity の省略可能引数があった時の挙動の修正や Psych の不具合修正などがありました。

marcandre:r36411 2012-07-17 00:19:03 +0900

Proc#arity に lambda の Proc オブジェクトに省略可能引数があった時の戻り値に負の数を返すようにしています。 [ruby-core:41431] [Bug #5694]

svn:r36412 2012-07-17 00:19:09 +0900

version.h の日付更新。

marcandre:r36413 2012-07-17 00:28:34 +0900

r36411 を revert しています。 Proc の lambda で作ったものとそうでないものを区別していなかったので一旦 revert しています。

tenderlove:r36414 2012-07-17 04:00:59 +0900

Psych で String の子クラスのタグをつけて参照する YAML のパースに失敗していた不具合を修正しています。

naruse:r36415 2012-07-17 16:47:52 +0900

r36413 で revert した Proc#arity の省略可能引数の考慮に lambda 型かどうかの考慮も付け加えて再度コミットしています。 [ruby-core:41431] [Bug #5694]

naruse:r36416 2012-07-17 17:41:21 +0900

r36367 あたりで入れた Net::HTTP にローカルのアドレスとポートを指定可能にした機能のテストでローカルのループバックアドレス127.0.0.1 に限定していたのですが IPv6ループバックアドレスしか存在しない環境でテストがエラーになるということで IPv6 のアドレス(::1)も OK にしています。 [ruby-dev:45970] [Bug #6746]

akr:r36417 2012-07-17 22:17:49 +0900

標準ライブラリ open-uri でリプライのバッファに使っていた io が Tempfile だった時に後始末で close のかわりに close! (一時ファイルの close と削除まで実行する)を呼ぶように修正しています。