RubyGems の default gems の扱いの改善や TracePoint, Marshal.dump/load の 不具合修正などがありました。
svn:r38451 2012-12-19 00:29:09 +0900
version.h の日付更新。
nagachika:r38452 2012-12-19 02:04:05 +0900
rb_vm_jump_tag_but_local_jump() という関数は現在 rb_load_internal() からしか呼ばれていなくて、ここでは第2引数に常に Qundef を渡しているので、第2引数を削除しています。
nagachika:r38453 2012-12-19 02:06:09 +0900
naruse:r38454 2012-12-19 11:25:37 +0900
test/ruby/test_proc.rb の主に未使用のローカル変数の警告を除去しています。 変数 v にたいして v = v = 0 のように代入することで利用していることにして警告を抑制するという方法が使われています。
naruse:r38455 2012-12-19 11:25:40 +0900
r38371, r38384 の vm_trace.c でのコンパイラ最適化? による SEGV の回避ということで入れてた余分な変数の定義は実は修正できていなかったとのことで revert しています。
naruse:r38456 2012-12-19 11:25:42 +0900
set_trace_func のテストで並列テスト実行時に別の Thread の trace_func コールバックが呼ばれて結果に混じって失敗することがあったのでスクリプトのファイル名でフィルタするようにしています。
naruse:r38458 2012-12-19 14:29:04 +0900
TracePoint のテストでも r38456 の set_trace_func のテストと同様にファイルパスでフィルタして並列テスト時に失敗する可能性を回避するようにしています。
drbrain:r38459 2012-12-19 15:24:02 +0900
doc/syntax/methods.rdoc でサンプルコードのメソッド定義の体裁を修正しています。
naruse:r38460 2012-12-19 15:31:02 +0900
r38458 の TracePoint のテストでブロックを抜けるのに break してしまって local jump になっていたので next で抜けるようにしています。なお TracePoint.new{break}.enable{nil} すると処理が返ってこなくなるので、これはこれで対処しないといけなさそうです。何が起きているんだろう。
drbrain:r38461 2012-12-19 16:19:10 +0900
RubyGems の変更。主に default gems の扱いの改善で、 default gem と同じ gem パッケージを追加でインストールしたものを gem uninstall で削除できるようにしているそうです。 その他リファクタリングなど。
drbrain:r38462 2012-12-19 16:19:59 +0900
doc/syntax/methods.rdoc のキーワード引数のサンプルコードの typo 修正。
drbrain:r38463 2012-12-19 16:30:58 +0900
doc/syntax/literals.rdoc に整数リテラルの 0d の前置(10進数)について追記しています。
tarui:r38464 2012-12-19 17:54:57 +0900
set_trace_func の現在トレース中かどうかの状態を格納する rb_vm_t::trace_running を 0/1 で保持するのではなくてカウンタとして扱うようにしています。イベントフックの実行が再入したりした時のことを考慮しているのかと思います。 [ruby-dev:46763] [Bug #7589]
marcandre:r38465 2012-12-19 18:05:44 +0900
doc/syntax/methods.rdoc の省略可能引数についての記述を修正しています。
nobu:r38466 2012-12-19 19:34:13 +0900
定数名に nul 文字 '\0' が含まれていたら rb_mod_const_get() で nul 文字のところで終端するような扱いをしていたので、文字列サイズで nul 文字まで考慮するようにしています。
kosaki:r38467 2012-12-19 20:19:37 +0900
thread.c の空行削除。
ngoto:r38473 2012-12-19 23:47:26 +0900
marshal.c の marshal_dump(), marshal_load() でコンパイラの最適化による GC マーク漏れで SEGV する可能性があったので RB_GC_GUARD() で対処しています。 [ruby-dev:46772] [Bug #7591]
usa:r38474 2012-12-19 23:54:50 +0900
Windows 環境で __FILE__ のエンコーディングの問題を修正するため load_file_internal() では渡された文字列を ISeq コンパイル時に同じものを渡すようにしています。 [ruby-dev:46738] [Bug #7562]