ruby-trunk-changes r39174 - r39196

今日は configure や socket の extconf.rb の修正がありました。その他は主にテストやドキュメントの変更です。

akr:r39174 2013-02-09 22:13:01 +0900

MirOS BSD でのビルドのために rlim_t 型のチェックで #include するヘッダファイルの条件コンパイルが必要となり、configure 内でのヘッダファイルのチェックをその前に移動しています。

nobu:r39175 2013-02-09 22:39:22 +0900

r39174 の ChangeLog エントリの typo 修正。

nobu:r39176 2013-02-09 23:50:03 +0900

configure で configure のコマンドライン引数を格納する変数 configure_args のセットで "$" を含む場合のことを考慮してエスケープするようにしています。 Makefile での "$" のエスケープって "$$" なんですね。

nobu:r39177 2013-02-10 00:16:15 +0900

make showconfig で configure のオプションを表示する時にシェルによる変数の展開をしないようにしているようです。

svn:r39178 2013-02-10 00:16:19 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r39179 2013-02-10 01:44:56 +0900

r39098 で Process.setsid のテストで ensure 節で子プロセスに SIGKILL を送信して停止させるようにしましたが、既に子プロセスが終了していたら Errno::ESRCH が発生するので後置 rescue を置いてガードしています。

zzak:r39180 2013-02-10 09:10:11 +0900

標準ライブラリ pp.rb, prettyprint.rb の rdoc コメントの追記と体裁の修正や :nodoc: タグの追加などです。 [ruby-core:51253] [Bug #7656]

zzak:r39181 2013-02-10 12:00:36 +0900

doc/rake/ の下の Rake のドキュメントを削除しています。

akr:r39182 2013-02-10 12:11:00 +0900

拡張ライブラリ socket の extconf.rb で have_header によるヘッダのチェックを最初に移動しています。やはりヘッダの存在チェックの結果に他のチェックが影響する可能性を考えてのことでしょうか。

akr:r39183 2013-02-10 12:29:37 +0900

拡張ライブラリ socket の extconf.rb に -D オプションを追加している部分で説明コメントをいくつか追加しています。

akr:r39184 2013-02-10 13:14:51 +0900

IO#close_on_exec= の rdoc コメントに 2.0.0 からは close-on-exec フラグはデフォルトで on になっていることと、手動で off にするとマルチスレッド時に fd leak する可能性があるので Process.spawn のオプションを使うべきということが追記されています。

zzak:r39185 2013-02-10 14:26:34 +0900

doc/rake/ のドキュメントを lib/rake/doc に移動しています。
変更内容とは関係ないのですが、内容は一致してそうなのに手元で git が移動と判定してくれないのはなぜでしょう。

kosaki:r39186 2013-02-10 14:41:01 +0900

マシンスタックの底を取得するための SET_MACHINE_STACK_END() マクロでインラインアセンブラに volatile を修飾子を使っていたところを __volatile__ を使うようにしています。意味というか効果としては同じだけど __volatile__ はシステム予約された名前のため(?)コンパイラオプションで拡張機能を off にされても有効になるという違いがあるみたいです。

kosaki:r39187 2013-02-10 14:41:12 +0900

vm_exec.h の DISPATCH_ARCH_DEPEND_WAY() というインラインアセンブラを含む関数マクロでも asm volatile を __asm__ __volatile__ に変更しています。 r39186 と同じ理由でしょう。

kosaki:r39188 2013-02-10 15:13:46 +0900

r39187 の ChangeLog エントリの typo を修正。

zzak:r39189 2013-02-10 15:27:23 +0900

lib/rake/doc/ のドキュメントを upstream のリポジトリのものを取り込んでいるそうです。

nobu:r39190 2013-02-10 15:39:30 +0900

vm_exec.h の DISPATCH_ARCH_DEPEND_WAY() 関数マクロのコメント部分の typo を修正しています。

nobu:r39191 2013-02-10 15:44:05 +0900

r37889 と r39189 で追加されたファイルの svn property 設定。
ちなみに test/rdoc/test.ja.large.rdoc は r35531 で一旦 test/rdoc/test.ja.largedoc に改名されたものが再度追加されていて、今は2つ同じファイルがある状態です。どっちか消してよさそうですけど、どっちが有効なんでしょう。

kosaki:r39192 2013-02-10 15:51:53 +0900

r39186 と r39187 の ChangeLog の日付の間違いを修正しています。

zzak:r39193 2013-02-10 16:02:13 +0900

rake/doc/MIT-LICENSE を追加(rake の upstream リポジトリからコピー)して、lib/rake/doc/README.rdoc lib/rake/version.rb で参照やリンクを追加、修正しています。

zzak:r39194 2013-02-10 16:10:56 +0900

r39193 の ChangeLog エントリを追加しています。 また r39189 の ChangeLog エントリの typo も修正しています。

nobu:r39195 2013-02-10 16:27:07 +0900

r39193 で新規追加されたファイルの svn property 設定。

akr:r39196 2013-02-10 20:58:53 +0900

拡張ライブラリ socket の extconf.rb で have_type による型のチェックを have_header によるチェック群の直後にまとめるように移動しています。これも型チェックが他のチェックに影響する可能性を考慮してということでしょうか。