今日も主にテストの leak 漏れの対応があり、その他 Symbol GC での ID の管理テーブルでの二重追加の可能性があった不具合の修正などがありました。
zzak: r46288 2014-06-01 04:54:55 +0900
標準添付ライブラリ English.rb の rdoc コメントに書かれている $" ($LOADED_FEATURES) についての記述は削除して、doc/globals.rdoc に追記しています。 $LOADED_FEATURES って昔は English.rb で追加されてたんですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/620
nobu: r46289 2014-06-01 06:55:53 +0900
intern_str() で文字列を Symbol 化する時にその ID が既に GC 可能な Symbol (dynamic symbol) として登録済みだったら二重に登録しないように register_static_symid_str() の呼び出しをスキップするようにしています。 [ruby-core:62861]
akr: r46290 2014-06-01 08:54:12 +0900
r46285 の Marshal のテストで Thread の終了を待つようにしたのですが、それが IO.pipe のブロックの外だったため、書き込みが完全に終了しない(正確には、書き込むべき文字列は書き終えているのだけどまだ blocking region から抜けていない)ときに close してしまうと IOError が発生する可能性があったので、先にスレッドの終了を待ってから close するように修正しています。
akr: r46291 2014-06-01 10:21:18 +0900
rinda のテストで socket の閉じ忘れを修正しています。
akr: r46292 2014-06-01 11:37:27 +0900
標準添付ライブラリ rinda の Rinda::RingFinger#make_socket で setsockopt と connect の呼び出しで例外が発生した時に socket を閉じ忘れていたのを修正しています。
akr: r46293 2014-06-01 12:07:58 +0900
標準添付ライブラリ drb のテストクラスをモジュール DRbTests の下にネストして定義するようにしています。
akr: r46294 2014-06-01 21:09:08 +0900
test/ruby/test_autoload.rb の test_threaded_accessing_inner_constant というテストメソッドで循環した require の警告を除去するため一時的に $VERBOSE を false にして実行するようにしています。
akr: r46295 2014-06-01 22:47:04 +0900
rinda のテストで起動した Rinda::RingServer の shutdown 漏れを修正しています。
akr: r46296 2014-06-01 23:08:35 +0900
同じく rinda のテストで DRb::DRbServer の終了漏れを修正しています。
akr: r46297 2014-06-02 00:13:59 +0900
openssl のテストで警告を抑制するために $VERBOSE に nil をセットしておく場所を広げています。
svn: r46298 2014-06-02 00:14:02 +0900
version.h の日付更新。
akr: r46299 2014-06-02 00:25:12 +0900
test/ruby/test_autoload.rb の test_threaded_accessing_constant というテストメソッドでも一時的に $VERBOSE を false にセットして実行することで警告を抑制しています。
akr: r46300 2014-06-02 00:41:42 +0900
r46294 と r46299 のテストでの $VERBOSE 一時的な設定は test/ruby/envutil.rb の EnvUtil.suppress_warning を利用するように書き換えています。