ruby-trunk-changes r46389 - r46397

今日は標準添付ライブラリ csvcgi の機能追加などがありました。

nobu: r46389 2014-06-10 10:44:57 +0900

test/ruby/envutil.rb のユーティリティ EnvUtil#assert_valid_syntax にキーワード引数 verbose を追加して $VERBOSE に値をセットするのをこのキーワード引数の指定で行うようにしています。

svn: r46390 2014-06-10 10:45:03 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r46391 2014-06-10 10:57:10 +0900

標準添付ライブラリ csvCSV#<< で行を追加するときに :encoding オプションが渡されていたら常にその Encoding に force_encoding して追加するようにしています。 CSV.open にも :encoding オプションはありますけど、CSV.generate メソッドにも(こんなメソッドあったのか…) :encoding オプションを追加しています。 [ruby-core:62113] [Bug #9766]

xibbar: r46392 2014-06-10 13:29:49 +0900

標準添付ライブラリ cgiCGI.new に :max_multipart_length オプションを追加してこれまで定数で決め打ち(128MB)になっていた最大サイズを変更可能にしています。 [ruby-core:54798] [Feature #8370]

nobu: r46393 2014-06-10 17:30:01 +0900

win/Makefile.sub と win/setup.mk で verconf.mk というのを生成して Makefile.sub に include するようにしています。 trunk は RUBY_RELEASE_DATE が毎日変化するので変更が必要なファイルを局所化しようとしたって感じでしょうか。

nobu: r46394 2014-06-10 17:30:10 +0900

同じく win32/setup.mk と win32/Makefile.sub で RUBY_PROGRAM_RELEASE_DATE から RUBY_RELEASE_DATE と変数名を改名しています。

kazu: r46395 2014-06-10 21:12:32 +0900

r46391 の ChangeLog エントリの typo 修正。

nobu: r46396 2014-06-10 23:11:57 +0900

bootstraptest/runner.rb でエスケープシーケンスで行をクリアしていたのを "\r" で行頭に戻して空白文字で上書きすることで消すように変更しています。

nobu: r46397 2014-06-10 23:44:26 +0900

Mac OS X で SEGV 時に ~/Library/Logs/DiagnosticReports に吐かれるバックトレースのファイルを探してきて取得する EnvUtil.diagnostic_reports でみつけたファイルと plist ファイルを削除するところで、 plist ファイルが存在しなくて例外が発生した時にそれを無視するようにしています。 Mac OS X 10.10 (Yosemite) では DiagnosticReports に plist ファイルを作らなくなったみたいです。