ruby-trunk-changes r46431 - r46438

今日は主にテストのプラットフォーム依存の失敗の修正などがありました。

nobu: r46431 2014-06-15 06:54:11 +0900

r46420 で test-all で TracePoint の hook が残っていたらエラーにするようにした assertion のメッセージになんのイベントのものか表示するようにしています。

svn: r46432 2014-06-15 06:54:18 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r46433 2014-06-15 07:11:22 +0900

同じく r46420 の TracePoint の hook の leak 検出で event のタイプ毎に増加分をみて assert するようにしています。 けどこれだと最初に leak を検出した event で assert_equal が失敗するので変化ないですね。

nobu: r46434 2014-06-15 08:13:50 +0900

r46420 の修正の r46433 の続き。 TracePoint の hook の数を保持する変数をクラス変数にして前回の結果を引き継ぐようにして、1つのテストメソッドで leak したらその後全てのテストが failure になるのを防いでいます。

nobu: r46435 2014-06-15 10:09:17 +0900

process.c で TYPE() を使ってオブジェクトの型を検査しているところを RB_TYPE_P() マクロを利用するように変更しています。

nobu: r46436 2014-06-15 10:09:19 +0900

r46410 あたりの File.expand_path の文字列の capa を切り詰めたことを確認するテストが Windows で失敗していたので、ファイルパスのサイズを決め打ちせずに String#size で取得するようにしています。 Windows だと driver letter などが頭につくので長さが違っていたようです。 [ruby-core:63114] [Bug #9934]

nobu: r46437 2014-06-15 20:49:25 +0900

r46436 のさらに追加修正。(r46410 からの続き) チェックに使う文字列サイズ+1 (終端文字分)が capa なので size+1 と比較するように修正しています。 [ruby-core:63114] [Bug #9934]

nobu: r46438 2014-06-15 22:21:21 +0900

vm_method.c の rb_method_entry_make() で initialize, initialize_copy, initialize_clone, initialize_dup, respond_to_missing など private 扱いするメソッドの ID との比較を if 文で列挙していたのを case 文で記述するようにリファクタリングしています。