ruby-trunk-changes r47774 - r47790

openssl のドキュメント用コメントの修正や AIX でのテストの対応などがありました。

shirosaki: r47774 2014-10-03 23:27:31 +0900

mingw で make install が失敗していたのを修正。 template/fake.rb.in でソースディレクトリのパスをWindowsのドライブレターをつけたパス記法に置換するようにしています。 [ruby-core:64965] [Bug #10230]

hsbt: r47775 2014-10-03 23:41:26 +0900

.travis.yml で Mac OS X での gcc でのビルドを除外しないようにしています。 brewgcc をインストールしてから使うようにしているようです。 brew gcc からはじめるのかー。

nobu: r47776 2014-10-04 00:09:48 +0900

NEWS ファイルに引数のデフォルト値でその引数自身を参照すると同名のメソッド名は呼ばれない(そのスコープで既に引数の変数名が見える)という変更について追記しています。 [ruby-core:61299] [Bug #9593]

svn: r47777 2014-10-04 00:09:53 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r47778 2014-10-04 00:25:08 +0900

r47775 の Travis-CI での Mac OS X 上での gcc コンパイル時に brew install gcc は不要だったみたいで削っています。

suke: r47779 2014-10-04 06:08:55 +0900

拡張ライブラリ win32ole で冗長な NULL チェックを省いています。 OLE_ADDREF() というマクロ自体がNULL(0)チェックしているので分岐は不要だったみたいです。

zzak: r47780 2014-10-04 08:24:50 +0900

拡張ライブラリ openssl の ext/openssl/ossl_rand.c でモジュール関数として定義するために独自に DEFMETH() というマクロ(rb_define_method() と rb_define_singleton_method() を呼ぶ)を定義して使っていたのを rb_define_module_function() を利用するように修正しています。 rdoc でメソッド定義を検出できるようにするためみたいですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/686

zzak: r47781 2014-10-04 08:51:09 +0900

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Random の rdoc 用コメントの追記をしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/657

zzak: r47782 2014-10-04 09:01:07 +0900

r47781 のコメントを80桁におさまるように改行を入れるなどの体裁の修正。

zzak: r47783 2014-10-04 09:09:57 +0900

拡張ライブラリ win32ole と pty の コメントで rdoc 用のタグ :nodoc: のコロンが漏れてたのを修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/705

zzak: r47784 2014-10-04 09:13:18 +0900

拡張ライブラリ win32ole のサンプルでアプリケーション(Excel)を終了させるところで sleep を入れたりしていたところをメッセージを出してターミナルから改行を入力させるようにしています。けどなぁ Windows 版には rubyw.exe という端末から切り離されたバージョンがあって、ってまあサンプルだからいいか。 https://github.com/ruby/ruby/pull/705

odaira: r47785 2014-10-04 16:11:54 +0900

UNIXSocket の テストで sockaddr_un の構造体の指定のサイズを越えたパス名を渡した時のテストで 300 バイトの引数を使っていたのを 3000 に増やしています。 AIX では sockaddr_un::sun_path が 1024 バイトに定義されているとのこと。

odaira: r47786 2014-10-04 16:35:43 +0900

拡張ライブラリ syslog のテストで AIX では LOG_PERROR の出力には余分な改行が付加されるそうなので、それを読み飛ばすように RUBY_PLATFORM で分岐して処理を追加しています。

nobu: r47787 2014-10-04 21:31:34 +0900

RubyGems のテストで git のエラーメッセージを除去するために capture_subprocess_io を利用するようにしています。

nobu: r47788 2014-10-04 23:13:36 +0900

r34963 で導入した st_foreach_check() と同様の st_reverse_foreach_check() を追加して、その他にも st_reverse_foreach() も修正していますが、この部分現在利用されていないため #if 0 でコメントアウトされているので詳細は省きます。

nobu: r47789 2014-10-05 00:07:51 +0900

parse.y で list_concat() はマクロとして定義されていて list_concat_gen() の呼び出しにしていましたが、list_concat_gen() の不要な引数を削って list_concat() を直接関数として定義するようにしています。

svn: r47790 2014-10-05 00:08:03 +0900

version.h の日付更新。