今日は Dir.mktmpdir の不具合修正や、拡張ライブラリ fiddle のビルド時にバンドルされた libffi に対応できるようにしたりといった変更がありました。
normal: r48900 2014-12-20 05:20:33 +0900
r48820 で追加した WeakRef で同じオブジェクトの参照を作り続けるとメモリリークするのを修正した時に追加したテストが時間がかかるということで timeout を 60秒に伸ばしています。 [ruby-core:66949] [Bug #10618]
svn: r48901 2014-12-20 05:20:38 +0900
version.h の日付更新。
normal: r48902 2014-12-20 05:21:53 +0900
r48900 のぶんの ChangeLog エントリ追加。
nobu: r48903 2014-12-20 11:23:00 +0900
拡張ライブラリ fiddle のビルド時に libffi のパッケージにバンドルされたものがあればそれとリンクするようにしています。バンドルは、まだされてなさそうですけどね。パッケージ作る時にやるのかな。
nobu: r48904 2014-12-20 12:53:05 +0900
r48903 の続き。拡張ライブラリ fiddle の extconf.rb でバンドルされた libffi のビルド時のメッセージをログに記録するようにしたり、ファイルセパレータを RbConfig::CONFIG["BUILD_FILE_SEPARATOR"] から取得するようにしたり(Windows 対応)しています。
akr: r48905 2014-12-20 17:58:07 +0900
標準添付ライブラリ tmpdir の Dir.mktmpdir の引数に明示的に nil を渡すと例外が発生するようになっていたのを修正して、デフォルト値の "d" になるようにしています。 2.2 から挙動が変化していたとのこと。つまりオプション引数でデフォルト値を "d" にしておいたら、引数が渡されない時は "d" になるけど、明示的に nil が渡されるとそのまま受け取ってしまうというやつで、けっこうありがちですよね。Ruby の nil はあまり特別扱いされてないので…。 [ruby-core:66943] [Bug #10616]
akr: r48906 2014-12-20 17:58:30 +0900
r48905 で修正した Dir.mktmpdir(nil) の時の挙動についてテストを追加しています。 [ruby-core:66943] [Bug #10616]