ruby-trunk-changes r49039 - r49044

今日は rest キーワード引数を用いた時の不具合修正、mingw(cygwin?) でのビルドの修正などがありました。

nobu: r49039 2014-12-28 09:24:47 +0900

io/console のテストで Tempfile.new に基準となる名前の文字列に同じ文字列を渡して一時ファイルを作成していたところを、一応別の名前を渡すようにしています。

svn: r49040 2014-12-28 09:24:59 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r49041 2014-12-28 13:54:28 +0900

"**" とアスタリスク2つで指定する rest キーワード引数(キーワード引数を Hash として受け取る)に仮引数名がない時に内部的に生成する ID が省略可能キーワード引数用のビットマップに使っているものと衝突していておかしな現象が起きることがあったのを修正しています。 [ruby-core:67157] [Bug #10659]

nobu: r49042 2014-12-28 16:25:15 +0900

cygwin/GNUmakefile.in で EXTOBJS への追加代入に override という directive を指定してコマンドラインで指定されていても常にこの makefile 内の記述を利用するようにしています。 [ruby-core:67153] [Bug #10657]

nobu: r49043 2014-12-28 18:13:21 +0900

標準添付ライブラリ mkmf.rb で生成する Makefile で単純な出力のためには ruby を利用せずに echo を利用させるようにしています。

normal: r49044 2014-12-28 18:20:21 +0900

ISeq の配列からの load のテスト(メソッドとして公開はされていないので拡張ライブラリを用いたテスト)で dump -> load して同一になることをチェックするテストの一部は stack_max が不一致になるため skip されていましたが、実際に eval で評価してみてその結果をチェックする assertion を追加しています。 [ruby-core:66988]