ruby-trunk-changes r50078 - r50089

今日は Solaris 向けのビルドのための修正や tool/make-snapshot の修正などがありました。

gogotanaka: r50078 2015-03-25 06:59:36 +0900

complex.c で k_inexact_p() || k_nonzero_p() を k_exact_zero_p() に置き換えて k_inexact_p() マクロの定義を削除するリファクタリング。 ちなみに k_exact_zero_p() は 0.0 に対して偽を返すんですね。ふーむ。

gogotanaka: r50079 2015-03-25 06:59:55 +0900

complex.c で未使用だったマクロ k_exact_one_p() を削除しています。

svn: r50080 2015-03-25 06:59:59 +0900

version.h の日付更新。

normal: r50081 2015-03-25 08:15:04 +0900

README.EXT(.ja) から移動したファイル名 doc/extention(.ja).rdoc を doc/extension(.ja).rdoc に typo 修正しています。あー気がつかなかった…。

nobu: r50082 2015-03-25 09:41:42 +0900

.gdbinit で r49931 で rb_classext_struct のメンバ名 origin -> origin_ に改名したのに追随しています。そういえばこれって 利用箇所をあぶり出すために改名して戻し忘れとかじゃないんですかね?

hsbt: r50083 2015-03-25 10:39:11 +0900

.document から移動した README.EXT(.ja) を削除しています。

nobu: r50084 2015-03-25 11:20:43 +0900

Hash のキーとして Float を利用するベンチマークスクリプト benchmark/bm_hash_aref_flo.rb で利用する Float が全て整数を to_f したものなので 10 で除算して小数部を持つようにしています。チケットのほうをみると整数部が同じ場合の Float#hash が(おそらく r49999 の変更により)改善されたのでそれがわかるようにしているのだと思います。ささださんからは既存のベンチマークを変更するのではなく新しく追加するほうがいいという指摘もされています。 [ruby-core:68632] [Bug #10999]

nobu: r50086 2015-03-25 16:07:23 +0900

tool/make-snapsot でクロスコンパイル時に RUBY_PLATFORM だけでなく RUBY_VERSION も再定義するようにしています。

nobu: r50087 2015-03-25 16:44:58 +0900

tool/make-snapshot で r50047 の変更で make の引数として変数を指定するのでなく Makefile.in の @VAR@ を直接編集するようにしていましたが、@VAR@ に存在しない変数は make の引数に指定するようにしています。

nobu: r50088 2015-03-25 17:03:11 +0900

r50071 でテスト用の拡張ライブラリ ext/-test-/file/fs.c で statfs(2)/statvfs(2) を利用するようにしたのですが Solaris で struct statfs に f_type メンバがなくてコンパイルに失敗していたのでメンバの存在チェックをするようにしています。 [ruby-dev:48913] [Bug #11000]

naruse: r50089 2015-03-25 17:10:14 +0900

拡張ライブラリ socket で Solaris 11 でのビルド対応のため型名の修正や未対応の機能のためのプリプロセッサの条件分岐の修正などを行っています。そういえば Solaris 用の CI 用マシンが用意できたらしいようなことをきいたような。