ruby-trunk-changes r50174 - r50181

今日は Enumerable#chunk と Enumerable#slice_before の引数を削除する仕様変更などがありました。

akr: r50174 2015-04-06 22:53:24 +0900

Enumerable#chunk と Enumerable#slice_before から引数 initial_state を削除しています。 2.2 から deprecated 警告を出すように r47653 で変更されていて、特に報告もないということで本格的に削除しています。チケットによると引数を使わなくてもローカル変数をブロック内で参照することで状態を持つことはできるので単純化と、slice_when と slice_after との一貫性のために消したいということでした。 [Feature #10958]

kazu: r50175 2015-04-07 00:00:00 +0900

r50170 のコメント部分の typo 修正。

svn: r50176 2015-04-07 00:00:15 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r50177 2015-04-07 10:22:57 +0900

internal.h のコメントの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/865

nobu: r50178 2015-04-07 11:44:00 +0900

include/ruby/intern.h で既に削除されている変数の宣言が残っていたのを削っています。

nobu: r50179 2015-04-08 01:05:21 +0900

tool/rbinstall.rb で gem パッケージをインストールする時にパッケージ毎の bin/ ディレクトリの下のファイルの mode は $script_mode に設定するようにしています。

nobu: r50180 2015-04-08 01:05:32 +0900

tool/rbinstall.rb で Gem::Installer の install メソッドを再定義して spec.post_install_message を nil にして実行するようにしています。 rdoc のインストール時のメッセージを抑制するためだそうです。 prepend 使えば良さそうですけど $BASERUBY で実行されるので古い ruby でも実行できるように UnboundMethod を使った実装しているんでしょうね。

svn: r50181 2015-04-08 01:05:35 +0900

version.h の日付更新。