ruby-trunk-changes r51056 - r51063

今日は net/http の Content-Encoding ヘッダの大文字対応などがありました。

nobu: r51056 2015-06-29 07:24:05 +0900

拡張ライブラリ rbconfig/sizeof で int8_t/int16_t/int32_t/int64_t および intptr_t のサイズチェックを mkmf.rb の check_sizeof を利用していたのを configure.in から RUBY_DEFINT() を拝借して利用するようにしています。差がよくわかりませんが(というか configure.in 読めない) universal binary 対応しているそうです。

hsbt: r51057 2015-06-29 12:09:14 +0900

README.md の英文法の修正や空白の挿入など。 https://github.com/ruby/ruby/pull/945

nobu: r51058 2015-06-29 12:43:21 +0900

標準添付ライブラリ mkmf.rb の check_sizeof と what_type でチェックのために生成する C ソースで警告除去のため不要な static 修飾子を削除しています。

shugo: r51060 2015-06-29 14:52:38 +0900

Module#refine の実装で有効になっている refinements へ追加する eval.c の add_activated_refinement() で superclass を辿る処理で refinement が対象の klass と一致したらループから抜けるようにしています。うーむ、Module にその Module 自体を refine するとおきるのかな、と思ったけど Module の refine はできなかったような。
[追記]コメントを頂きました。既に using しているクラスを refine するケースで、現状では通らないパスみたいです。[/追記]

naruse: r51061 2015-06-29 16:14:31 +0900

標準添付ライブラリ net/http でレスポンスヘッダの Content-Encoding の内容の大文字小文字を無視して処理するように downcase してから処理するようにしています。 [ruby-core:69670] [Bug #11285]

nobu: r51062 2015-06-29 17:38:04 +0900

insns.def の defineclass 命令の例外メッセージの PRIsVALUE での埋め込みで、表示できないコントロール文字? のクオートをやめるように空白文字の指示子(っていうんでしたっけ?)を削除しています。

naruse: r51063 2015-06-29 19:04:33 +0900

r51061 の再修正。レスポンスヘッダの Content-Encoding が存在しなかった時に NoMethodError になるので対応しています。 [ruby-core:69670] [Bug #11285]