ruby-trunk-changes r51511 - r51512

今日は fstring の管理用のテーブルを VM 毎の構造体メンバを利用するようにする内部的な修正がありました。

nobu: r51511 2015-08-09 14:15:57 +0900

ruby_setup() の中で static 変数の initialized というのをみて2度目の呼び出しでは処理をスキップするようにしていましたが、ruby_cleanup() でクリアしていないので(というか関数内 static 変数なのでクリアできない)、アプリへの埋め込みの利用時などに ruby_setup()/ruby_cleanup() を複数呼び出すような使いかたができなくなっていたので、initialized 変数でのチェックはやめて GET_VM() が値を返すかどうかをチェックするようにしています。 また Init_frozen_strings() も削除して fstring のテーブルの初期化も Init_vm_objects() で VM の初期化の中で行うようにして、1つのプロセスに複数の VM が存在する場合に問題にならないようにしています。 rb_vm_t へのメンバ追加がないな…と思ったら rb_vm_t:frozen_strings はもともと宣言されていた(けど未使用だった?)ようです。 [ruby-core:70274] [Bug #11423]

svn: r51512 2015-08-09 14:16:09 +0900

version.h の日付更新。