ruby-trunk-changes r54546 - r54553

今日は拡張ライブラリ date の Time#to_time がタイムゾーンをコピーするようにする変更がありました。

nobu: r54546 2016-04-12 09:30:55 +0900

VM の命令列の末尾呼び出し最適化についてのテストで失敗時のメッセージに対象のメソッドの VM 命令列を disasm したものを表示するようにしています。

svn: r54547 2016-04-12 09:30:56 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r54548 2016-04-12 11:51:20 +0900

r54542 の末尾呼び出し最適化の不具合修正の続き。 new_label_body() で AST から ISeq へコンパイルする時に作る LABEL 構造体に追加した rescued というメンバの初期化と、ついでに set というメンバも初期化するようにしています。 [ruby-core:73871] [Bug #12082]

nobu: r54549 2016-04-12 12:49:03 +0900

basictest/runner.rb で ruby を起動する時に -W1 オプションを渡して警告抑制するようにしています。

nobu: r54553 2016-04-12 20:40:37 +0900

拡張ライブラリ date で追加される Time#to_time メソッドで元の timezone が保存されずにシステムタイムゾーン(環境変数 TZ の指定など)になってしまうのを変更しています。 [ruby-core:74889] [Bug #12271]