ruby-trunk-changes r55962 - r55970

今日はメソッド呼び出しのかっこの文法要素の変更(後置 rescue が置けるようになった)などがありました。

yui-knk: r55962 2016-08-19 00:59:12 +0900

proc.c の mnew_missing() の引数 rid は r51126 以降未使用になっていたみたいなので削除しています。

svn: r55963 2016-08-19 00:59:13 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r55964 2016-08-19 09:12:47 +0900

vm.c の vm_set_main_stack() でメインスレッドのスタックを設定するところで TOPLEVEL_BINDING() が存在しなかったら異常終了させるようにしています。 PVS-Studio という静的解析器で検出された不具合をまとめたブログで指摘されてたみたいですね。 http://www.viva64.com/en/b/0414/#ID0EQ1CI [ruby-core:76973]

nobu: r55965 2016-08-19 11:39:09 +0900

文法の修正です。 メソッド呼び出しの引数をかこむかっこの中の式のノードを expr から stmt に変更しています。これによってかっこに囲まれた中に後置 rescue が置けるようになっているようです。 [ruby-core:76958] [Feature #12686]

nobu: r55966 2016-08-19 13:38:20 +0900

ext/extmk.rb の extmake メソッドにブロックを渡して create_makefile にそのブロックを渡して Makefile が変更が不要なのに更新してしまうのを避けているそうです。

nobu: r55967 2016-08-19 17:01:19 +0900

cygwin/GNUmakefile.in にて strip コマンドの名前を STRIP 変数にセットするようにしています。

nobu: r55968 2016-08-19 17:01:20 +0900

cygwin/GNUmakefile.in で TARGET_OS が cygwin の時もバッチファイルに ruby スクリプトを埋め込んで直接実行できるようにした stub ファイルを各種ツールについて生成するようにしています。

nobu: r55969 2016-08-19 17:32:16 +0900

r55968 の cygwin で実行可能なスクリプトファイルを生成させるのを revert しています。 win32/stub.c では argv が指すメモリ領域は realloc() で再確保される可能性があるため、malloc(3) などで確保したメモリ領域じゃないといけなかったため。

nobu: r55970 2016-08-19 19:44:53 +0900

構造体 struct ruby_cmdline_options に ruby_cmdline_options_t という型名を typedef しています。