ruby-trunk-changes r59377 - r59383

今日は String#delete_suffix, String#delete_suffix! というメソッドの追加や、ripper で on_kwarg_param というコールバックの追加などがありました。

sonots: r59377 2017-07-21 01:29:19 +0900

r59132 の String#delete_prefix に続いて String#delete_suffix および String#delete_suffix! というメソッドを追加しています。その名の通り、文字列の末尾に引数で指定した文字列と同じものがあったら削る、なかったらそのままという挙動をします。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1661 [ruby-core:81714] [Feature #13665]

svn: r59378 2017-07-21 01:29:20 +0900

version.h の日付更新。

sonots: r59379 2017-07-21 01:29:20 +0900

r59377 の String#delete_suffix と String#delete_suffix! について NEWS ファイルに追記しています。

sonots: r59380 2017-07-21 01:47:26 +0900

標準添付ライブラリ logger の Logger#add で progname の指定がなかった時にデフォルト値の @progname を使うようにするところで、nil? で明示的に nil のみ判定するようにしています。false が渡された時にそれを文字列化して "false" として使うようにするとのこと。ふーむ、実際 false 渡すことあるのかな? https://github.com/ruby/ruby/pull/1667

kazu: r59381 2017-07-21 08:34:03 +0900

標準添付ライブラリ net/smtp で String#unpack に [0] を組みあわせて使っていたところを String#unpack1 を使うようにリファクタリングしています。

rhe: r59382 2017-07-21 13:29:46 +0900

拡張ライブラリ ripper でメソッドの引数の ** でのキーワード引数の Hash で受け取る記法でのコールバック on_kwrest_param を追加してイベントを取れるようにしています。 [ruby-core:75528] [Feature #12387]

nobu: r59383 2017-07-21 17:31:47 +0900

標準添付ライブラリ optparse の ARGV.getopts の rdoc 用コメントで、戻り値の Hash のキーが Symbol で返されるように書かれていましたが、実際は String で返されていたので例を修正しています。