ruby-trunk-changes r60046 - r60054

今日は標準添付ライブラリ net/http の Net::HTTP.start に環境変数 no_proxy の指定と同等の機能をもつ引数を追加する変更などがありました。

kazu: r60046 2017-09-27 21:32:57 +0900

r60035 で追加された Net::HTTP の max_retries のオプションの rdoc 用コメントで、リトライ対象となる例外のリストでクラス名が不完全だったのがあったので修正しています。

naruse: r60047 2017-09-28 06:55:32 +0900

appveyor.yml の zlib のパッケージダウンロードに sourceforge でなく zlib.net の URL を利用するようにしています。また PATH 環境変数から DevKit/mingw/bin のパスを削除しています。

svn: r60048 2017-09-28 06:55:33 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r60049 2017-09-28 11:51:41 +0900

拡張ライブラリ io/console のテストで確実に書き込みされるように IO#print の後に IO#flush の呼び出しを追加しています。

eregon: r60050 2017-09-28 18:19:19 +0900

ruby/mspec に upstream からマージしています。 MRI でのリポジトリ内のパスの変更への追随などがありました。

eregon: r60051 2017-09-28 18:19:59 +0900

ruby/spec の upstream からのマージ。

svn: r60052 2017-09-28 18:20:00 +0900

r60051 の新規作成ファイルの svn property 設定。

naruse: r60053 2017-09-28 19:51:31 +0900

標準添付ライブラリ uriURI::Generic#find_proxy から環境変数 no_proxy の処理を URI::Generic.use_proxy? に切り出しています。 net/http で使うためみたいです。 [ruby-core:69402] [Feature #11195]

naruse: r60054 2017-09-28 19:51:37 +0900

標準添付ライブラリ net/http で r60053 で切り出された URI::Generic.use_proxy? を利用して Net::HTTP.start に省略可能引数を追加して環境変数 no_proxy と同様の指定ができる文字列が指定できるようにしています。 [ruby-core:69402] [Feature #11195]