今日は仮引数の NODE の位置情報の修正や psych と rdoc の更新などがありました。
yui-knk: r60912 2017-11-27 08:33:23 +0900
メソッド定義の省略可能引数(デフォルト値つきの仮引数)の NODE_OPT_ARG の位置情報が最初の省略可能引数の位置だけからなっていたので、最後まで含めるように修正しています。
svn: r60913 2017-11-27 08:33:24 +0900
version.h の日付更新。
yui-knk: r60914 2017-11-27 08:52:47 +0900
メソッド定義のキーワード引数に対応する NODE_KW_ARG の位置情報も最初のキーワード引数の範囲のみ持つようになってたので、最後のキーワード引数の終了位置まで反映するようにしています。
ko1: r60915 2017-11-27 09:43:23 +0900
r60871 で rb_iseq_trace_set() に渡された iseq の iseq->flags に ISEQ_USE_COMPILE_DATA ビットフラグが立っていたら rb_bug() で異常終了させるようにしてましたが、これはやめて処理をスキップするようにしています。どういう時かはわかりませんがフラグが立っている場合があったみたいです。
ko1: r60916 2017-11-27 11:11:36 +0900
test/lib/tracepointchecker.rb で TracePoint のリークチェック時に multi thread 環境だとうまくチェックできない? みたいで TracePoint.stats の delete の数は無視するようにしています。
hsbt: r60917 2017-11-27 12:11:18 +0900
拡張ライブラリ psych の upstream から 3.0.0.beta4 をマージしています。 YAML.load に symbolize_names: true というキーワード引数で Hash のキーを Symbol 化する新機能が入ってるのが目玉っぽいですね。
hsbt: r60918 2017-11-27 14:38:48 +0900
spec/bundler の添付している bundler 用テストで ruby リポジトリ配下では無視する spec のタグが消えてしまっていたので復活させています。
nobu: r60919 2017-11-27 15:59:07 +0900
拡張ライブラリ psych で C のコードブロックの途中で変数宣言されているところがあって、古いコンパイラではコンパイルエラーになるので宣言位置をブロック先頭に移動しています。 r60917 のマージで入っちゃったんですね。
hsbt: r60920 2017-11-27 19:45:24 +0900
標準添付ライブラリ rdoc の upstream から 6.0.0.beta4 をマージしています。たくさん差分がありますが、主にスクリプトファイルに frozen_string_literal: true のマジックコメントを追加して、破壊的変更をしているところに対応を入れているようです。
svn: r60921 2017-11-27 19:45:27 +0900
r60920 の変更の行末の空白除去。 parser generator で自動生成されたコードっぽいですね。
hsbt: r60922 2017-11-27 20:02:48 +0900
tool/sync_default_gems.rb で bundler を同期した時に bin/bundle_ruby を削除しておくようにしています。 obsolete なので古いのが残らないようにしているみたいです。