ruby-trunk-changes r62798 - r62807

今日は dRuby のサーバーでデフォルトで bind するアドレスの取りかたの変更や標準添付ライブラリ csv の高速化などがありました。

seki: r62798 2018-03-18 00:13:39 +0900

標準添付ライブラリ drb の DRb::DRbTCPSocket.getservername でホスト名が省略された時に Socket.gethostname で取得してホスト名にさらに Socket.getaddrinfo を使って IP アドレスを取得して使うようにしています。なんでもコンテナ内で起動した時などにデフォルトの挙動を使いやすくするためとのこと。

svn: r62799 2018-03-18 00:13:40 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r62800 2018-03-18 12:40:49 +0900

RubyVM::InstructionSequence#to_binary のテストですが x86 系のアーキテクチャでのみテストするように skip を追加しています。

kazu: r62805 2018-03-18 15:54:21 +0900

r62793 の IO#reopen の rdoc 用コメントの追記でカンマが重複していたところがあったので修正しています。

watson1978: r62806 2018-03-18 19:28:58 +0900

標準添付ライブラリ csv正規表現を使っているところで Regexp#=~ でマッチするか確認していたところを Regexp#match? を使うように書き換えて高速化しています。 r62740 と同様の最適化ですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1836 https://github.com/ruby/ruby/pull/1842

nobu: r62807 2018-03-18 19:41:53 +0900

ISeq#to_binary 関係の関数 lbf_dump_object_object() の先頭、よくみると l (エル)になってたので ibf_dump_object_object() に改名しています。全く気がつかなかった。