ruby-trunk-changes r63973 - r63978

今日は parse.y のヒアドキュメントに関する構造体や変数について説明するコメントの追加や --disable-gems を指定した時に did_you_mean も無効化する変更などがありました。

ktsj: r63973 2018-07-15 20:45:59 +0900

node.h の struct NODE のメンバーへのショートカット用のマクロ nd_compile_option がもう未使用になっていたので削除しています。

yui-knk: r63974 2018-07-16 10:26:25 +0900

parse.y の構造体 struct rb_strterm_heredoc_struct のメンバー sourceline にコメントを追記しています。開始マーカーがある行番号を格納するものとのこと。

svn: r63975 2018-07-16 10:26:26 +0900

version.h の日付更新。

yui-knk: r63976 2018-07-16 11:07:44 +0900

parse.y の heredoc_identifier() という関数の変数宣言のコメントにも term_len という変数について説明を追加しています。それによると term_len は <<"END" みたいなヒアドキュメントのマーカーのうち、マーカー文字列部分(この例だと END)を除いた残りの部分の長さ(つまり <<" と閉じる " でこの場合は4)らしい。なるほど言われないとわからない。

nobu: r63977 2018-07-16 14:05:27 +0900

コマンドラインオプション --disable-gems で rubygems を無効にした場合 did_you_mean も利用できないので無効にするようにしています。

duerst: r63978 2018-07-16 19:20:24 +0900

tool/downloader.rb で -d で指定した destdir が "./" からはじまる相対パスだった場合に name との比較のために先頭の "./" を削って正規化しておくようにしています。 ./enc/unicode/data/11.0.0/ucd/auxiliary/GraphemeBreakProperty.txt のダウンロードのための修正だそうです。