ruby-trunk-changes r64207 - r64217

今日は mswin 版の MJIT の precompiled header 生成のエラー修正や各種 default gem 化された標準添付ライブラリの追加対応などがありました。

k0kubun: r64207 2018-08-07 10:17:39 +0900

mswin 環境で MJIT 用の precompiled header を生成する時のコンパイラオプションに -URUBY_EXPORT を追加してマクロ RUBY_EXPORT の定義を打ち消して export を抑制するようにしています。 -U ってオプションがあるのかー。

svn: r64208 2018-08-07 10:17:40 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r64209 2018-08-07 18:52:53 +0900

CMath のテストに upstream のリポジトリへの pull request で追加されたテストを取り込んでいます。 https://github.com/ruby/cmath/pull/2

hsbt: r64210 2018-08-07 20:18:40 +0900

拡張ライブラリ dbm を Berkley DB 6.x 系のサポートを追加しています。 dbm まだ進化しているのすごい。

hsbt: r64211 2018-08-07 20:36:09 +0900

拡張ライブラリ sdbm の default gem のための .gemspec ファイルの spec.files から ext/sdbm/depend を削除しています。あれこれって単独のビルド時にはいらないのか。extconf.rb の実行時にいるんじゃないかな…。sdbm の場合は普通の自動生成された依存関係しか書かれてないからなくてもビルドはできるのかな。

kazu: r64212 2018-08-07 21:00:54 +0900

vm_method.c の search_method() の for 文の初期化部(っていうんだっけ)の代入が不要だったので削っています。

hsbt: r64213 2018-08-07 21:02:10 +0900

default gems の gemspec ファイル群の spec.date の代入は削除しています。このプロパティは gem を push した時に自動的に設定されるのでいらないみたいです。

hsbt: r64214 2018-08-07 21:32:29 +0900

default gem の logger, prime, rexml, rss, webrick の gemspec ファイルでも r64145 と同様に upstream のリポジトリで単独でも動くように require_relative のパスを2通り試すようにしています。

hsbt: r64215 2018-08-07 21:47:11 +0900

default gem 化された標準添付ライブラリやそのテストで FrozenError 例外を使っていたところは、古い ruby のバージョンでも動くように defined? で FrozenError が定義されているかどうかチェックしてから例外クラスを切り換えるようにしています。そうか default gem 化したものは古い ruby もサポートするように書かないといけないんだなぁ。

hsbt: r64216 2018-08-07 21:56:48 +0900

標準添付ライブラリ webrickWEBrick::HTTPAuth::Htgroup のテストを追加しています。 https://github.com/ruby/webrick/pull/10 [ruby-core:87602] [Bug #14866]

svn: r64217 2018-08-07 21:56:49 +0900

r64216 の新規追加ファイルの svn property 設定。