ruby-trunk-changes 2019-12-02

今日は標準添付 reline のインクリメンタルサーチ中に Ctrl-r で追加検索する機能の追加などがありました。

[4e03a7298b] Nobuyoshi Nakada 2019-12-01 11:26:28 UTC

mjit_init() の引数にも const 修飾子を追加しています。

[ab516e263c] Nobuyoshi Nakada 2019-12-01 12:14:58 UTC

rubyspec のテストで環境変数 LC_ALL=C をセットしていると失敗するテストの対応。あと require_relative のパスの修正。

[60d362b0bb] Benoit Daloze 2019-12-01 13:11:40 UTC

ruby/mspec の upstream からのマージ。

[617a3735ae] Benoit Daloze 2019-12-01 13:11:42 UTC

ruby/spec の upstream からのマージ。

[f1cfc7da18] aycabta 2019-12-01 13:11:59 UTC

標準添付ライブラリ Reline の Reline::HISTORY は Array を継承しているので [] メソッドに Range オブジェクトが渡された時には範囲チェックをスルーして super にまかせるように修正しています。

[8cb3f29abf] aycabta 2019-12-01 14:53:59 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor の ed_search_prev_history キーバインドによる入力履歴の検索で @history_pointer で残しておいた前回のヒット位置から遡ってインクリメンタルに検索? するようにしています。

[7f0d51704a] aycabta 2019-12-01 15:03:59 UTC

8cb3f29abf9290838bdc3b9904868c78752427e8 で追加したテストメソッドに不要な setup コードが入っていたので削っています。

[43811cc3b3] git 2019-12-01 15:05:20 UTC

version.h の日付更新

[4d7a6d04b2] KOSAKI Motohiro 2019-12-01 16:21:05 UTC

Time.now するたびに毎回 mktime(3) を呼んでいたのがパフォーマンスへ悪影響があるということで、環境変数 TZ が変更された次の呼び出し時にのみ tzset(3) を呼ぶようにする実装の変更しています。

[e15b0313a7] aycabta 2019-12-01 18:05:10 UTC

8cb3f29abf9290838bdc3b9904868c78752427e8 の続きで標準添付ライブラリ reline の ed_search_prev_history でのコマンド履歴検索のインクリメンタルサーチ対応の不具合修正をしています。

[c7f05310a2] aycabta 2019-12-01 18:30:38 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor で Ctrl-? のキーコードでコマンド履歴検索状態から抜けるようになってたのを修正しています。

[6bc8b4d8ea] Takashi Kokubun 2019-12-01 18:51:04 UTC

a19d625e667024fe27dcee04dd748e914bc24762 で追加した --jit-debug オプションのテストが mswin 環境でやはり通らないとのことで skip するようにしています。

[b3ea0980db] Takashi Kokubun 2019-12-01 18:53:58 UTC

MJIT がサポートされた状態でビルドされてるかのチェックで RbConfig::CONFIG["MJIT_SUPPORT"] をみていたのを test/lib/jit_support.rb の JITSupport.supported? メソッド内にまとめて不要になったチェックは削除しています。

[103b04128f] aycabta 2019-12-01 19:17:47 UTC

標準添付ライブラリ reline でインクリメンタルサーチ中に Ctrl-r による追加検索に対応するようにしています。あ、これはまだなかったのか。ここまでが布石だったんですね。

[de74d2c3b0] Takashi Kokubun 2019-12-02 01:32:50 UTC

mjit.c で古い C の規格に対応するため変数宣言したい場所にブロックを導入していたのを、for 文の初期化部で宣言するように変更しています。

[b1c92363a7] Nobuyoshi Nakada 2019-12-02 04:16:55 UTC

拡張ライブラリ test-io のテストで Thread 間の協調のため Thread::Queue での待ちあわせを追加しています。

[a7b9f085ff] Nobuyoshi Nakada 2019-12-02 04:20:00 UTC

configure で mingw 上では -D_FORTIFY_SOURCE=2 オプションを抑制するようにしています。

[2615030c52] Nobuyoshi Nakada 2019-12-02 05:03:46 UTC

common.mk の builtin_binary.inc の生成ルールで $(MINIRUBY) ではなく ./miniruby を直接指定して実行するようにしています。両者が違うことってあるんだっけ。 cross compile 時かな。

[9afaf139f2] Nobuyoshi Nakada 2019-12-02 05:15:42 UTC

2615030c521afc822c66a7e139ccba3d2365ab56 を revert しています。むしろ cross compile 時にうまくいかなくなったということで。

[185f760873] Takashi Kokubun 2019-12-02 07:23:40 UTC

rubyspec の Process.times のテストがたまに失敗するのをデバッグするため専用の matcher を局所的に作ってデバッグ情報表示させるようにしています。

[1a88adcd75] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-02 06:21:15 UTC

did_you_mean のテストで File オブジェクトを開きっぱなしにしていたところがあったのでブロックつき File.open を使うようにリファクタリングしています。

[a47d6c256f] Takashi Kokubun 2019-12-02 08:12:29 UTC

185f7608737a550a0891a7fc5a6a4ee32721bce3 でデバッグ用のコードを追加してた rubyspec の Process.times のテストを修正しています。浮動小数点数演算の誤差が原因だったようです。