ruby-trunk-changes 2019-12-15

今日は Kernel#rand の引数に beginless range を渡した時の例外の修正や bundler, rubygems の更新などがありました。

[33f0ef44fd] Nobuyoshi Nakada 2019-12-14 14:56:28 UTC

FrozenError.new の rdoc 用コメントの call-seq の返り値の記述が間違っていたのを修正。

[5f56a5fc9b] Nobuyoshi Nakada 2019-12-14 14:57:44 UTC

例外クラス FrozenError の receiver メソッドの実装が NameError 用のものと同じだったので独自に定義するようにしています。これ具体的には何か変わるんだろう?

[52b1ba0b02] git 2019-12-14 15:15:23 UTC

version.h の日付更新

[38b9d213f1] Nobuyoshi Nakada 2019-12-14 15:18:09 UTC

と思ったら 5f56a5fc9be9ea7b088795c2d3871c2352a020c2 の FrozenError#receiver のメソッド実装変更は revert されています。

[db2ea9b0c5] Nobuyoshi Nakada 2019-12-14 15:21:19 UTC

FrozenError#receiver のメソッド実装は frozen_err_receiver というマクロ定義にして実体は name_err_receiver そのままにしています。あーなるほど rdoc 用コメントを書くべき場所の確保のためということか。

[e2b192f7d5] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-15 05:47:36 UTC

Kernel#rand の引数に Range を渡した場合にそれが beginless range だった場合に Errno::EDOM 例外を発生させるように修正しています。

[38002a8adb] Hiroshi SHIBATA 2019-12-14 10:49:16 UTC

bundler を upstream からマージしています。

[0fab900538] David Rodríguez 2019-12-13 19:41:13 UTC

bundler に vendoring (添付)してる thor の内容を 1.0.0 に更新しているようです。

[286cb3395f] Hiroshi SHIBATA 2019-12-14 12:19:28 UTC

bundler のテストで ruby 添付版でディレクトリ構成の違いによって失敗するテストの対策。

[9f43160014] David Rodríguez 2019-12-14 13:15:43 UTC

e2708068ad65f7f9986adf4fb3a4fa660f430a5a で did_you_mean.gem から deletage への依存をなくしたのにあわせて bundler のテストで delegate の特別処理を削っています。

[980ddca47e] Hiroshi SHIBATA 2019-12-15 07:48:40 UTC

rubygems に upstream から 3.1.0 をマージしています。

[a83c46e3fd] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-15 11:03:47 UTC

c20dd2f75491fc6e78dab55b492c507ee3bb670d および 68321dd1fa6f55e578bc9776f906ee1f948c7095 の net/imap のテストでデバッグ用に追加した rescue での例外の上げなおしにさらにデバッグ情報を追加しています。なぜか connect 時にすでに close されてしまっているようです。