ruby-trunk-changes 2020-01-05

今日は reline の補完候補をソートしておく修正やキーワード引数の変更に伴なう不要な変数や構造体メンバーの削除などのリファクタリングがありました。

[ce4d167778] Kazuhiro NISHIYAMA 2020-01-04 15:52:43 UTC

TracePoint#enable の rdoc 用コメントのサンプルコードの出力結果の表示の行番号が間違っていたのを修正しています。

[ded072c2b7] git 2020-01-04 15:53:22 UTC

version.h の日付更新

[9b928fa443] KOBAYASHI Shuji 2019-12-27 04:41:22 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor のタブ補完の処理で候補を辞書順にソートしておくようにして候補の表示がきれいになるようにしています。

[c7f01d889b] Yusuke Endoh 2020-01-05 02:33:40 UTC

C 実装のメソッドの引数を処理する inline 関数 rb_scan_args_set() で beae6cbf0fd8b6619e5212552de98022d4c4d4d4 のキーワード引数の仕様の 3.0 向けの変更で last_idx という変数が不要になった(常に -1 のままになったので変数である必要がなくなった)ので削除しています。 Coverity Scan がみつけてくれたそうです。こういうのも指摘してくれるのか。

[44a164c26f] Yusuke Endoh 2020-01-05 02:36:10 UTC

さらに beae6cbf0fd8b6619e5212552de98022d4c4d4d4 のキーワード引数の変更で rb_scan_args_set() の tmp_buffer という変数も未使用(正確には 0 を代入したまま使われないため解放する分岐に入ることがなくなった)ので削除しています。これも Coverity Scan の指摘とのこと。

[5b0c3754d8] Yusuke Endoh 2020-01-05 02:37:40 UTC

parse.y の vtable_free_gen() で ruby_sized_xfree() に渡すサイズの指定が間違っていたのを修正。

[787c6d591a] Kazuhiro NISHIYAMA 2020-01-05 02:52:39 UTC

c7f01d889becbeffc4254e1b0b7faecb80ea3f3e と同様に class.c の構造体 struct rb_scan_args_t の last_idx メンバーも削除しています。

[c7af1e432a] Kazuhiro NISHIYAMA 2020-01-05 03:25:24 UTC

44a164c26f5371519636585d8ba7aa59f489442e と同様に class.c の構造体 struct rb_scan_args_t のメンバー tmp_buffer も削除しています。

[54fd50c951] zverok 2020-01-02 22:02:26 UTC

標準添付ライブラリ ostruct の require_relative の位置をrdoc 用コメントの上に移動して正しく OpenStruct クラスのドキュメントになるようにしています。