今日は ruby_atomic.h のリファクタリングや racc の内部的定数名の typo 修正などがありました。
[1760c60174] Nobuyoshi Nakada 2020-04-26 10:34:07 UTC
ruby_atomic.h の ATOMIC_ADD()/ATOMIC_SUB() などのマクロを ATOMIC_FETCH_ADD()/ATOMIC_FETCH_SUB() に変更して可算/減算する数値を指定できるようにして、ATOMIC_ADD()/ATOMIC_SUB() はこれらの wrapper として定義しなおしています。また ATOMIC_SET() を ATOMIC_EXCHANGE() を使って定義しなおしています。
[257e01b61d] Nobuyoshi Nakada 2020-04-26 13:39:36 UTC
1760c60174b80e837371a19ec13b1148629262cb で追加した rb_atomic_fetch_sub() で atomic_sub_int_nv() を利用していたのを atomic_add_int_nv() を使って引数を負にしてから可算する操作で代替するようにしています。 Solaris で atomic_sub_int_nv() がなかったようです。
[6560ff6e36] Kazuhiro NISHIYAMA 2020-04-26 15:54:16 UTC
拡張ライブラリ socket の Addrinfo#canonname の rdoc 用コメントの typo 修正。
[33767d1e3d] git 2020-04-26 15:54:57 UTC
version.h の日付更新
[a217d3cedc] Nobuyoshi Nakada 2020-04-26 15:40:43 UTC
e25088488bbf7b4bf1be19e57ee5fba41ad6f21c で追加された make check で git リポジトリ内で実行したら master からの差分の #include があるものを表示するという機能(おそらく開発中のブランチでテストした時に dependency 追加を忘れないようにするためのしかけ)で master 以外の upstream に対応するようにしているみたいです。
[93ed465dcd] Yusuke Endoh 2020-04-26 17:09:08 UTC
9948addda67f4b7a6e3575f1eba9025f998811d2 で RubyVM::DEFAULT_PARAMS のテストを s390-linux で skip するようにしたのを revert しています。 a217d3cedce3f5aa5c27a1ce6c72b65ec37da057 で追加した assertion は s390-linux 向け? だったみたいで、その結果をみてみるためのようです。
[c180c58fc1] Nobuyoshi Nakada 2020-04-26 16:29:17 UTC
181ffea5e040705d03603365ca5527d9e0676c5d で大昔に追加されてた Range#inspect のテストで bootstraptest/pending.rb に移動されていた(おそらくうまく動かなくなっていた?)ものを削除しています。 ec0c394b9eb142c8e72e59bfa9061675b1167ed5 で不具合が修正されたため。
[6009790e40] Nobuyoshi Nakada 2020-04-26 16:50:23 UTC
同じく bootstraptest/pending.rb にあった dup されたクラスからのクラス変数参照のテストを、既に修正されているということで test/ruby/test_module.rb に移動しています。 [ruby-core:17019]