ruby-trunk-changes 2020-10-16

今日は VM スタックの一貫性の不具合修正などがありました。

[ce7a053475] wanabe 2020-08-07 23:37:52 UTC

VM 命令列の peephole optimization で後置(じゃなくてもかも) until と unless を組み合わせた時に pop 命令で VM スタックの調整の不具合でチェックにひっかかって異常終了してしまう不具合を修正しています。 [ruby-core:97538] [Bug #16695]

[65ae7f347a] wanabe 2020-08-08 02:29:51 UTC

if false and ... や if true or ... のように分岐のジャンプ先の label が最適化で消える時? にも VM スタックの一貫性の不具合があったのを修正しています。

[c34539d049] git 2020-10-15 23:37:33 UTC

version.h の日付更新

[1cbb1f1720] Yusuke Endoh 2020-10-16 02:10:58 UTC

ce7a053475cbebfb2f3e5ed6614e0ba631541917 で追加したテストの未使用のローカル変数の警告を抑制するため prefix に "_" を追加しています。

[de5e8d0e3b] Yusuke Endoh 2020-10-16 07:51:33 UTC

標準添付ライブラリ rinda のテストで Thread.abort_on_exception を書き換えてるところがあったので teardown で復旧するようにしています。またタイムアウトが発生した時にデバッグのためにその時点で存在する全ての Thread の backtrace を表示するようにしています。