ruby-trunk-changes 2020-12-06 - ruby trunk changes

今日は Socket.getaddrinfo の fork 対応の sleep 時間を少し伸ばす変更などがありました。

[c56a1c1953] Masaki Matsushita 2020-12-05 09:05:09 UTC

94d49ed31c39002335eeee65d42463139f561954 で getaddrinfo_a(3) が起動した thread を停止させる rb_getaddrinfo_a_before_exec() で thread の停止を確実に待つために sleep() で待つようにしてたのを nanosleep() を使って 1.5 秒待つように伸ばしています。1秒だと一部 CI 環境でテストが失敗したそうです。

[a38d447356] git 2020-12-05 16:05:14 UTC

version.h の日付更新

[76439eee68] Masaki Matsushita 2020-12-05 16:16:33 UTC

94d49ed31c39002335eeee65d42463139f561954 の getaddrinfo_a(3) の thread を fork 前に停止するための関数の名前が rb_getaddrinfo_a_before_exec() になってたのを実態に合わせて rb_getaddrinfo_a_before_fork() に改名し、また実行するのも fork の前だけにしています。これまで before_fork_ruby() は before_exec() の別名としてマクロ定義されてたので関数の実態を分けて定義するようにしています。これって Socket.getaddrinfo を使ったかどうかに関わらず常に呼んでるから常に 1.5秒 sleep することになっちゃうんですね。影響でかそう。

[5d07a21ccd] MSP-Greg 2020-12-05 19:59:07 UTC

rubygems に含まれている lib/rubygems/ssl_certs/rubygems.org/AddTrustExternalCARoot.pem というルート証明書ファイル? を削除してかわりに lib/rubygems/ssl_certs/rubygems.org/GlobalSignRootCA_R3.pem を追加しています。これなんだろう。