ruby-trunk-changes 2022-01-17

今日は標準添付ライブラリ reline のダイアログ描画クリアの修正などがありました。

[56b45e8c8e] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 07:33:34 UTC

ruby 本体のテスト用の testunit 自身のテストでも skip のかわりに omit を使うようにしています。

[a4a7bf2a63] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 07:40:16 UTC

ruby 本体のテスト test/ruby/test_exception.rb と test/ruby/test_weakmap.rb で skip のかわりに pend を使うように変更しています。あれ、本体は omit じゃないのかな。

[5ec3450438] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 09:18:05 UTC

a4a7bf2a63ee5b54080bfbcc7b2dd745c9991507 で skip から pend に変更したスキップしてたテストはもうスキップしなくて良くなってたみたいなので pend を削っています。

[f94a2adf6a] aycabta 2022-01-05 12:18:59 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor#rerender でダイアログ描画をクリアする処理が分岐の一方にしかなかったのでもう一方にも追加しています。

[2bc6b07a8d] aycabta 2022-01-07 13:59:55 UTC

標準添付ライブラリ reline に f94a2adf6a45e93d12c63a9b4ef3e21d9b7e5063 で追加したダイアログのクリア処理が同じコードが繰り返し書かれてたので clear_dialog_with_content というメソッドに切り出すリファクタリング

[d1e078e71c] aycabta 2022-01-09 14:01:04 UTC

標準添付ライブラリ reline の疑似端末を使ったテストでたまに失敗するのを回避するため端末を閉じるまでに sleep を入れています。

[921ff739df] aycabta 2022-01-12 10:46:33 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor#rerender の f94a2adf6a45e93d12c63a9b4ef3e21d9b7e5063 で追加したダイアログのクリアを別の分岐にも追加しています。またクリアしない分岐もあるので分岐の前に括り出すわけにもいかないのですね。

[f5e3913737] aycabta 2022-01-13 11:29:07 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor#generate_searcher で複数行編集時のインクリメンタルサーチのヒットした時のカーソル位置の描画の修正をしています。

[1550756849] aycabta 2022-01-14 12:36:45 UTC

標準添付ライブラリ reline のテストで利用する test/reline/yamatanooroti/multiline_repl に Bundler.require の呼び出しを追加しています。

[4cd6fd338f] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 13:43:04 UTC

5ec3450438150e7cb05422c04dc18901161a13eaコメントアウトしたテストの pend のうち WeakMap のテストのほうはまだ失敗していたみたいで pend を復活させています。

[2dff82bfca] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 14:47:10 UTC

コマンドラインで指定されたスクリプトファイルを開くための open_load_file() で定数 O_NONBLOCK の存在チェックで preprocessor 分岐しているところがありましたが、O_NONBLOCK がマクロ定数ではない環境というのもあるようなのでこれを利用する MODE_TO_LOAD をマクロでなく変数として定義するようにしています。

[28fad7764e] Masataka Pocke Kuwabara 2022-01-15 14:46:52 UTC

IO.foreach や IO.write などのメソッドの rdoc 用コメントに pipe つきでコマンドを起動した時の説明に少し追記しています。

[825e2ffb9f] git 2022-01-16 15:26:28 UTC

version.h の日付更新

[ab11cafe0b] Nobuyoshi Nakada 2022-01-16 16:56:04 UTC

internal/class.h の RCLASS_EXT() マクロ定義の Variable Width Allocation が有効な時の定義にかっこを追加しています。

[ac1bb6b510] Brandon Weaver 2022-01-16 07:09:47 UTC

標準添付ライブラリ net/http のデバッグ出力用の D() というメソッドを debug と改名しています。一応古い名前も alias として残しています。

[3515867381] Hiroshi SHIBATA 2022-01-15 00:16:04 UTC

test/unit の skip メソッドで omit か pend を使えという NoMethodError 例外を発生させるようにしています。

[804a714971] S-H-GAMELINKS 2022-01-15 14:07:32 UTC

process.c と re.c で真偽値を判定して Qtrue または Qfalse を返しているところを RBOOL() マクロを利用するようにリファクタリング

[81b604fb00] st0012 2022-01-16 22:20:05 UTC

irb で内部ファイルの require に require_relative を使うようにリファクタリング

[b4e362d444] Yusuke Endoh 2022-01-17 05:56:11 UTC

64e19ad7e98d9ede10116c6aa4ab4bd6e5b763a2 で標準添付ライブラリ drb の DRb::DRbServer#main_loop で GC 避けのために追加したローカル変数が代入するだけで利用されないため警告が出ていたので _last_invoke_method と改名しています。

[549af505c5] Kazuhiro NISHIYAMA 2022-01-17 06:10:27 UTC

標準添付ライブラリ net/http のテストで RubyVM::MJIT.enabled? をチェックするためにまず defined? で定数の存在をチェックするところの条件が冗長になっていたので修正しています。

[1a0e0e8996] Nobuyoshi Nakada 2022-01-17 10:43:52 UTC

misc/lldb_cruby.py の lldb_inspect で T_CLASS 型オブジェクトの classext の内容を表示する処理を Variablee Width Allocation の時のレイアウトに対応するようにしています。