ruby-trunk-changes 2022-06-22

今日は tool/lib/vcs.rb の環境依存のエラー対策や protected メソッドの呼び出しのインラインキャッシュ対応追加などがありました。

[1002998c6d] Burdette Lamar 2022-06-21 13:42:27 UTC

標準添付ライブラリ fileutils の rdoc 用コメントに関連(類似)する別のメソッドへの参照を追加しています。

[2e81fd764b] Burdette Lamar 2022-06-21 14:16:20 UTC

標準添付ライブラリ fileutils の rdoc 用コメントの File#chmod メソッドへの参照にクラス名も含めるようにしています。

[1f067e775d] Benoit Daloze 2022-06-21 16:40:28 UTC

Kernel#require_relative の rdoc 用コメントで相対パスが現在のスクリプトが存在しているディレクトリからの相対パスであることをはっきりさせています。

[102a97e096] git 2022-06-21 16:41:02 UTC

version.h の日付更新

[fdd1102550] Burdette Lamar 2022-06-21 17:23:06 UTC

標準添付ライブラリ fileutils の rdoc 用コメントで FileUtils#cp_r と #install が所有者や mode もコピーするかどうかの点で違うことを追記しています。

[0dcd25b711] Nobuyoshi Nakada 2022-06-22 00:30:05 UTC

tool/lib/vcs.rb でエラーメッセージを /dev/null などのデバイスにリダイレクトしてメッセージを消してたのを debug 実行時にはやめるようにしています。

[bc77cda8fd] Nobuyoshi Nakada 2022-06-22 00:32:01 UTC

tool/lib/vcs.rb で ChangeLog 生成のためにコミットログを取得する時に --date オプションが使えるかどうかの確認のために呼んでみる時にログを1件だけ取得するように指定を追加しています。

[7fd51c0241] Nobuyoshi Nakada 2022-06-22 00:33:25 UTC

tool/lib/vcs.rb で git コマンド実行の時に環境の設定の影響を受けないように HOME、XDG_CONFIG_HOME、GIT_SYSTEM_CONFIG、 GIT_CONFIG_SYSTEM などの環境変数を削除または /dev/null などの nul デバイスに置き換えるようにしています。

[87a560a057] Jemma Issroff 2022-06-21 20:12:27 UTC

misc/lldb_cruby.py の lldb_inspect コマンドで T_STRUCT 型オブジェクトの対応がなかったので追加しています。

[a580dd7737] John Hawthorn 2022-06-16 20:28:39 UTC

メソッド呼び出しの処理 vm_call_method() で protected のメソッドの呼び出し時に VM_CALL_FCALL つまり receiver が省略された関数っぽいメソッドの呼び出し方で呼ばれてた時も fastpath の最適化された処理に入るようにしています。

[9312f4bf62] John Hawthorn 2022-03-11 19:48:02 UTC

a580dd77377c87754b437efb1a02cccc1554dafd とも関係ありそうですが protected メソッドの呼び出しで method entry がインラインキャッシュに乗らないようになってたのをこれも対象にするようにしているそうです。

[0c1f64396f] John Hawthorn 2022-06-16 04:58:16 UTC

YJIT の実装でも protected メソッドの呼び出しが receiver なしで呼ばれている場合に不要なチェックを省くようにしています。

[812354ace4] Takuya Noguchi 2022-06-22 02:40:13 UTC

bundler の bundle add サブコマンドの man ページの余計なカンマを削除しています。

[e6f92cada1] Nobuyoshi Nakada 2022-06-15 16:15:31 UTC

.github/workflows/compilers.yml の環境変数の指定のしかたを少し変更しています。