ruby-trunk-changes 2022-07-02

今日は Time#strftime などで使うフォーマット文字列の専用ドキュメントの追加や bundler の default gems 対応の強化などがありました。

[8f5ad74e40] Burdette Lamar 2022-07-01 20:25:05 UTC

doc/strftime_formatting.rdoc というドキュメント用のファイルを追加して Time#strftime などのメソッドで使われる format 文字列の指示子の説明をまとめて追加しています。確かにあれは専用のページがあってもよさそうな内容ですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/6074

[303f81ad36] git 2022-07-01 20:25:28 UTC

version.h の日付更新

[06f4ca503d] BurdetteLamar 2022-04-23 19:45:08 UTC

拡張ライブラリ bigdecimal の Kernel#BigDecimal() の rdoc 用コメント内のインデントの修正。

[829d726604] Nobuyoshi Nakada 2022-06-29 16:09:51 UTC

JIT (YJIT, MJIT) の機能を有効にするかどうかの判定に YJIT の場合はビルド時の設定で決まってしまっていた? のでコマンドラインオプションの --enable-yjit などのオプションや環境変数による指定も考慮するようにしています。

[0f06b8fa3e] Nobuyoshi Nakada 2022-07-02 02:11:46 UTC

rubyspec の openssl の OpenSSL::X509 のテストで証明書の有効期限を Time.now にしていると環境によってはすぐに検証するとまだ有効でないという判定になってしまうようなので 10秒遡った時刻をセットするようにしています。

[9101269e94] David Rodríguez 2022-06-30 09:54:53 UTC

bundler の Bundler::Runtime#cache 内で spec の fetch_gem を呼び出す処理を Bundler::Source::Rubygems#cache 内に移動しています。

[7b78aba53a] David Rodríguez 2022-06-30 09:55:15 UTC

bundler の Bundler::Source::Rubygems で default gems にはダウンロードすべき remote がないのでその時の対応を含めた処理を intall から fetch_gem_if_possible というメソッドに切り出して 9101269e948d838c916ea8342b8e6edce2e0957c で Bundler::Runtime から移動してきた処理でこのメソッドを利用するように修正しています。