今日は主に拡張ライブラリ openssl の不具合修正や Ractor 対応、struct RData を廃止して struct RTypedData に統合する変更などがありました。
[a26f528b3b] Nobuyoshi Nakada 2025-12-08 07:12:09 UTC
ruby のオブジェクトの実態である構造体の定義のうち struct RData を廃止して struct RTypedData に統合しています。 594ae9f073c300452ddc45848ff31c206575f62f でメモリレイアウトを揃えたので区別する必要がなくなったということかな。
[5497859f40] Nobuyoshi Nakada 2025-12-31 08:12:17 UTC
a26f528b3bf1eaecff18520f6ba8083c9c0cbf73 の続きで rbimpl_rtypeddata_p() および RTYPEDDATA_P() を削除しています。
[2683a37669] Nobuyoshi Nakada 2026-04-07 07:10:16 UTC
.gdbinit と misc/lldb_rb/ でデバッガでの struct RData 対応を削除して struct RTypedData として扱うようにしています。
[f6886fc1cc] Nobuyoshi Nakada 2026-05-28 15:58:58 UTC
NEWS に 5497859f40596b0938b9bdff4217d856d1858003 での API 削除やその他にも以前削除されていた API についてエントリを追記しています。 [ruby-core:124054] [Misc #21768]
[4f6c8c693c] John Hawthorn 2026-05-26 18:08:47 UTC
複数 Ractor 利用時 Module#define_method にブロックを渡して定義したメソッからの super の呼び出しが異常終了する可能性があった不具合の修正。VM 命令 invokesuper に caller cache のエントリを取り出す Ractor safe な処理を追加しています。 [ruby-core:125581] [Bug #22084]
[5c762e786b] Hiroshi SHIBATA 2026-05-28 23:39:37 UTC
GitHub Actions で利用する macOS のバージョンとして macos-14 から macos-26 に更新しています。
[f0fd45ced4] Hiroshi SHIBATA 2026-05-28 23:50:59 UTC
5c762e786bb14ec46a15e1073e1d806fa9a39a1c の再修正で GitHub Actions の macOS 版 workflow で macos-26 に更新した matrix のうち古い gcc でのビルド? のためのものを macos-15 に戻しています。
[37462cd2a5] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:01:28 UTC
rubygems のテストで利用する一次ファイルをテストごとに作成する一次ディレクトリ内に作ることで個別の削除処理を省略しています。
[75dcef69f1] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:46:00 UTC
GitHub Actions の workflow のセキュリティチェックをする zizmor の設定で tarball-windows.yml を無視リストに追加しています。
[28c8bef6d7] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:47:58 UTC
GitHub Actions の tarball パッケージでのテストの workflow に GITHUB_TOKEN での処理の権限を絞る指定を追加しています。
[f00e912db0] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:49:39 UTC
GitHub Actions の tarball パッケージでのテストの workflow の actions/checkout アクションに persist-credentials: false という指定を追加しています。
[daea48078c] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:51:16 UTC
GitHub Actions の tarball パッケージでのテストの workflows で不要な secrets を読み込まないように指定を厳密にしています。
[6a86a2d3a6] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 00:53:18 UTC
GitHub Actions の check_sast workflow で利用している advanced-security/filter-sarif アクションのバージョンを更新しています。
[cf3cf02b4e] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 01:08:40 UTC
同じく GitHub Actions の check_sast workflow で spec/ruby/core/regexp/timeout_spec.rb を ReDOS のチェック対象から外しています。
[cd904eda9e] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 01:09:27 UTC
win32/win32.c のコンパイラの警告除去のための明示的なキャスト追加。
[a650fc469b] Nobuyoshi Nakada 2026-03-15 00:06:48 UTC
拡張ライブラリ date の行コメント(//) を C の通常のコメント(/* */) に変更しています。 date は ruby 2.6 もサポートしていて、まだ C99 以前の C コンパイラもサポートが必要なため。
[55a7404c06] Nobuyoshi Nakada 2026-05-29 03:03:35 UTC
拡張ライブラリ date の strptime 実装でエラー時の不要な処理を省く変更。
[5d72b7cb46] Nobuyoshi Nakada 2026-05-29 03:43:03 UTC
拡張ライブラリ date の strptime の実装で引数の文字列の型チェックを先に行う変更。
[4af6e12493] Jean Boussier 2026-05-28 17:40:39 UTC
struct RBasic::flags のビットフラグの定数 RUBY_FL_USERPRIV0 を RUBY_FL_UNUSED6 に改名しています。 a26f528b3bf1eaecff18520f6ba8083c9c0cbf73 で struct RData を廃止した時に未使用になっていたので。
[eab8cbe5a3] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 04:24:53 UTC
bundler のテストで利用していた compact_index.gem を依存関係から消して spec/bundler/support/artifice/helpers/compact_index.rb に代替を埋め込むようにしています。
[fb321acab8] Burdette Lamar 2026-05-29 05:55:59 UTC
Pathname#entries の rdoc 用コメントを追加しています。
[4146667ca9] Burdette Lamar 2026-05-29 05:56:31 UTC
Pathname#each_line の rdoc 用コメントを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/17074
[2fc4ebcafc] Burdette Lamar 2026-05-29 06:04:29 UTC
Pathname#each_filename の rdoc 用コメントを手直ししています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/17073
[cebdb5061d] Burdette Lamar 2026-05-29 06:06:34 UTC
Pathname#extname の rdoc 用コメントを追加して、File.extname の rdoc 用コメントも同様の内容に手直ししています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/17103
[099b57ce02] Burdette Lamar 2026-05-29 06:15:44 UTC
Pathname#expand_path の rdoc 用コメントを追加しています。また File.expand_path の rdoc 用コメントも同じような内容に手直ししています。
[49c9046fa0] Jean Boussier 2026-05-29 06:24:44 UTC
拡張ライブラリ json でネストした構造の最大深さの設定で FIX2LONG() を使っていたところを NUM2LONG() に修正しています。
[3ecee76056] Hiroshi SHIBATA 2026-05-29 05:49:49 UTC
bundler のテストで Windows 版で並列実行するためにテストを分割するために定義していたモジュールの名称を変更しています。 Windows 以外でも利用するようにするみたいです。
[6edac27906] Jean Boussier 2026-05-29 07:05:01 UTC
拡張ライブラリ json で IO の末尾にバックスラッシュがあった時に 1バイト余分な参照を行なっていた不具合を修正しています。
[0cc81cf0b8] Peter Zhu 2026-05-29 06:59:46 UTC
hash.c の rb_hash_st_table_set() という関数を static 関数に変更しています。またただの wrapper になってた RHASH_ST_TABLE_SET() というマクロの利用もやめています。
[be8828d252] git 2026-05-29 08:06:43 UTC
NEWS の default gems の更新履歴の json のエントリを更新しています。
[31c37abd06] Étienne Barrié 2026-05-19 14:24:39 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Digest の配下の各クラスのクラスメソッドなどを動的に定義していたところを複数 Ractor 対応のため Module#define_method で定義していたのを Module#class_eval に渡す文字列内で def 文で定義するように変更しています。
[3c121ae945] Jun Aruga 2026-05-19 18:35:17 UTC
拡張ライブラリ openssl のテストの FIPS mode 対応。
[24df92edba] Kazuki Yamaguchi 2026-05-29 08:26:19 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::PKCS7#type= の実装で strcmp() ではなく memcmp() を使って NUL 文字が含まれている時の不具合を修正しています。
[c3ddba2fc7] Kazuki Yamaguchi 2026-04-29 16:09:46 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Timestamp の実装で d2i_*() の関数群のポインタ引数に渡して結果を書き込ませる方法ではなく戻り値のポインタを参照するように使いかたを変更しています。 メモリリークする可能性があったみたいです。 https://github.com/ruby/openssl/issues/1011
[f995e2266a] Kazuki Yamaguchi 2026-04-29 16:31:41 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::PKCS12 で呼び出している d2i_PKCS12_bio() という関数のエラーチェックが不足していたのを修正しています。
[7d1be0888a] Kazuki Yamaguchi 2026-05-29 10:40:45 UTC
IO のテストで IO.popen で子プロセスを起動するヘルパーメソッドで :rlimit_nproc オプションを指定していたのをやめています。制限が小さくてハングアップしてしまうことがあったとのこと。
[861aed4f42] Kazuki Yamaguchi 2026-04-08 11:57:24 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::KDF.pbkdf2_hmac および OpenSSL::KDF.scrypt の rdoc 用コメントに Timeout で割り込めないという注意点を追記しています。