ruby-trunk-changes r67042 - r67046

今日は Process.clock_gettime 用の定数に Process:CLOCK_TAI の追加などがありました。

akr: r67042 2019-02-09 23:54:54 +0900

Process.clock_gettime 用の定数 Process::CLOCK_TAI を追加しています。これは Linux 3.10 で追加されたという CLOCK_TAI に対応するもので、man をみると CLOCK_UTC と類似だけど Internal Atomic Time を表すもので、うるう秒による調整を受けないものだそうです。

glass: r67043 2019-02-10 17:21:33 +0900

configure で getrandom(2) の存在チェックをして 直接呼べるようなら直接呼ぶようにしています。比較的新しいシステムコールなので glibc が対応していない場合 syscall() を使って呼んでたのでした。というのが 2016年とか 2017年頃なので、そろそろ対応している環境も増えてきたのでしょうか。

svn: r67044 2019-02-10 17:21:39 +0900

r67043 のインデントのタブを空白に展開。

svn: r67045 2019-02-10 17:21:39 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r67046 2019-02-10 19:42:50 +0900

r67043 の getrandom(2) を呼ぶ処理は syscall() を使う処理と別に書いてましたが、ほぼ同じなので getrandom(2) の有無で syscall() を使った呼び出しを getrandom() のマクロに定義して同じ処理を使いまわすようにしています。