電脳コイル 最終回

「ヤサコとイサコ」ってわけで最終回。いつもは録画を日曜日に観るのですが、めずらしくリアルタイムで観ました。

おわりましたね。前半の濃縮された畳みかけるような収束でうるうると(おじいがええひと)。ハートレスデンスケ(いやイリーガルデンスケか)のシークエンスは鉄板。で猫目の病室襲撃、メガバア対決で少し早めのアイキャチ。まあよくぞこれだけおもいきりよく収束させたと感心します。前半は神。

後半は題名どおりヤサコとイサコの話に終始。頑張って時間作ったのでじっくりやったんでしょうけど、なんかわたしにはちょっと。こういうの素直に観れなくなっちゃったなぁと、自分に残念。ま、少し演出が急変しすぎって気もするけど。あとダイチとフミエが台詞なしだったのが残念。ダイチの最後の一花はあの柔道で打ち止めだったかー。

だけどエンディングはまたいいものをみせてもらいました。あれ2人ともメガネなしで見てるってのがいいんですよね。ああ、そこに移り住むのね、みたいな。デンスケ……。

実は土曜日の夕刻は「これから最終回だし、すこし振り返ってみよう」と電脳コイルの1-4話くらいをざっと鑑賞してました。あらためて見直してみると、けっこう最初のほうから後半重要なキーワードが出てきてたり、ずいぶん凝った作りになってたんだなと感心しました。てか1話のヤサコがキョウコと大黒市にやってきたすぐあとのファーストフードのシーンに猫目とオバチャンがいるんですけどww!! まあきっと他人の空似なんでしょうけど。そして全盛期のイサコの活躍をみてちとほろり。

多分電脳コイルはなにかひとつのマイルストーンというか象徴的な作品として今後も語られる類のものになるんでしょうね。ガンダムとかエヴァとかブギーポップとか戯言みたいな。
コイルの感想で「これ子供はついていけるのか」みたいなのをよくみかけますが、けっこうがっちりキャッチアップしてるんじゃないかな*1。子供ナメたらいけませんよ。むしろわたしたちは、こんな作品を多感な子供の頃に鑑賞した人達が十数年もすれば社会に出てくるってことを、えーと、まあ脅威というかうらやましいというか、なんかそんなふうに考えるべきところなんではないかと思うわけです。

いい作品でした。

ところで、はてな電脳コイルのキーワード書いてる日記がすごいですね。
みんなコイルが好き過ぎwww
http://d.hatena.ne.jp/keyworddiary/%c5%c5%c7%be%a5%b3%a5%a4%a5%eb

*1:まあ少し対象年齢高めかもしれませんが