今日は readline の機能追加、lambda の ->() {...} 記法のちょっとした文法修正などがありました。
kouji:r35515 2012-05-02 09:47:57 +0900
拡張ライブラリ readline に Readline.special_prefixes= メソッドを追加して rl_special_prefixes 変数をセットできるようにしています。補完時に補完対象の文字列の先頭につく文字を指定することで、たとえばインスタンス変数名(頭に @ がつく)の補完をさせることができるようになったりします。 [ruby-dev:45017] [Feature #5784]
svn:r35516 2012-05-02 09:48:03 +0900
version.h の日付更新。
kouji:r35517 2012-05-02 09:48:42 +0900
r35513 の ChangeLog エントリのメールアドレスを修正。
nobu:r35518 2012-05-02 13:06:40 +0900
README, README.ja を rdoc 形式に整形しています。 [ruby-core:44784] [Feature #6388]
ayumin:r35519 2012-05-02 19:13:28 +0900
Fiber#transfer (require "fiber すると使えるようになります)の rdoc にサンプルコードを追加しています。 [ruby-core:44540] [Bug #6343]
しかしこのサンプルだと transfer と resume の違いがわからないんじゃないでしょうか。fiber2 のブロックでの fiber1.transfer の後にメッセージ出力があればそれが飛ばされるのがわかるからいいのかなぁ。また fiber3 が存在している理由もよくわからないですね。
nobu:r35520 2012-05-02 23:21:23 +0900
"-> () {...}" という lambda の記法で "->" と "()" のあいだに空白が入っても SyntaxError にならないように文法を修正しています。 [ruby-dev:45605] [Feature #6390]
nagachika:r35521 2012-05-02 23:30:48 +0900
というわけで Fiber#transfer の rdoc のサンプルコードに puts 文をひとつ追加しました。Fiber#transsfer は親 Fiber の Fiber#transfer を呼んだ位置には戻らず、ルート Fiber に一気に戻ります。