ruby-trunk-changes r47309 - r47314

今日は fstring の管理テーブルの内部的なアクセス方法についての変更がありました。

nobu: r47309 2014-08-28 22:56:47 +0900

r47306 の ARGF の修正のところで条件分岐内でのみ初期化されていた変数を修正しています。 r47306 の前からみたいですけど。

normal: r47310 2014-08-29 15:30:03 +0900

freeze された文字列 fstring を共有するための管理テーブル frozen_string を string.c の static 変数として宣言していたのを、rb_vm_t のメンバとして移動して GET_VM() から取得するように変更しています。 Multi VM フレンドリーにするため、ということでしょう。 [ruby-core:64618] [Feature #10182]

svn: r47311 2014-08-29 15:30:20 +0900

version.h の日付更新。

normal: r47312 2014-08-29 16:22:23 +0900

r47310 の frozen_strings の移動を revert して、かわりに frozen_strings を利用するところで直接 static 変数を参照するのではなくて rb_vm_fstring_table() という関数を経由して取得するようにしています。 チケットの議論によると MVM は今停止されているので、そのためにヘッダの依存関係を増やしたくないなぁ、ということだそうです。 [ruby-core:64627] [Feature #10182]

hsbt: r47313 2014-08-29 17:37:39 +0900

rinda と rss のテストの不要な代入の除去。

hsbt: r47314 2014-08-29 17:57:06 +0900

標準添付ライブラリ net/imap のテストでチェックに使われていない無駄なコードを削除しています。