ruby-trunk-changes r47710 - r47712

今日は IO のバッファの解放処理の malloc_increase 対応などがありました。

ayumin: r47710 2014-09-25 07:54:10 +0900

標準添付ライブラリ matrix の rdoc 用コメントの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/726

svn: r47711 2014-09-25 07:54:21 +0900

version.h の日付更新。

normal: r47712 2014-09-25 19:40:37 +0900

io.c で rb_io_buffer_t::ptr の解放処理をまとめる free_io_buffer() という関数を導入してこれを利用するようにするリファクタリングを行っています。また free_io_buffer() では ruby_sized_xfree() を呼び出すことで malloc_increase を更新してメモリ使用量に反映させるようにすることで GC タイミングへの影響をより正しく判断できるようにしています。

RubyKaigi 2014 で "CRuby Committers Who's Who in 2014" という発表をしました

先週、9月18日から20日に開催された RubyKaigi 2014 に参加してきました。
今回はスピーカーとして登壇の機会を頂きましたので、去年と同様 "CRuby Committers Who's Who in 2014" というタイトルで発表をさせてもらいました。

なんと今回はオープニング直後の最初のセッション、ささださんのキーノートを控えた露払いという枠を与えられたので、だいぶプレッシャーがありました。この枠にわたしの発表を置いたということは、こういうのを期待されてるんだろうな、と解釈して RubyKaigi 2014 でスピーカーをするコミッター全員の紹介という内容にしました。

自分では今回は、紹介する人数が多いというのもあり粛々と紹介に徹したつもりだったのですが…

あれー、どこかウケるところありましたかね?

とまあ、発表内容は淡々と紹介するだけというもので、本当にこういうのでいいのかな、という気も少ししていましたけど、懇親会で話しかけてくださった方や twitter 上の反応などで、どのセッションをきくか参考になったとか、こんなコミッターという人種がいるというのをはじめて知ったのでよかったというような感想を頂いたので、一定の役割は果たせたかなと思っています。特にはじめて RubyKaigi に参加しました、というような方々からよい感想を頂けたのは、やって良かったですね。

自分の RubyKaigi の参加記みたいなのは別途 Tumblr のほうででも書きます。