ruby-trunk-changes r49876 - r49886

今日は主にビルドプロセスの修正がありました。

hsbt: r49876 2015-03-07 09:18:46 +0900

tool/merger.rb にコメント追記しています。 まさかこんな部分に pull request がくるとは。 https://github.com/ruby/ruby/pull/847

svn: r49877 2015-03-07 09:18:57 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r49878 2015-03-07 09:28:06 +0900

Mutex#owned? の rdoc 用コメントに experimental API だという記述があったのを削除しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/839

hsbt: r49879 2015-03-07 09:36:09 +0900

Array#uniq, #uniq! の rdoc 用コメントで、同値だった要素のうち最初の要素が残されることを明記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/845

nobu: r49880 2015-03-07 10:59:32 +0900

misc/ruby-additional.el で Emacs 24 の ruby-syntax-before-regexp-re の内容を書きかえているようです。 r49872 の正規表現に対応させているそうです。

nobu: r49881 2015-03-07 11:06:06 +0900

common.mk の BOOTSTRAPRUBY という変数を $(BASERUBY) で定義していたのを、configure でクロスコンパイル時には $(MINIRUBY) にするように判定を導入しています。

nobu: r49882 2015-03-07 11:06:11 +0900

r49881 の BOOTSTRAPRUBY の変更を利用して tool/mkconfig.rb で ruby のバージョンを RUBY_VERSION ではなく引数に渡されたものを使うようにしています(BASERUBY で実行されるようになるため)。

nobu: r49883 2015-03-07 11:06:18 +0900

tool/expand-config.rb も $(BOOTSTRAPRUBY) で実行するようにして rbconfig.rb は無名モジュール内で module_eval することで指定されたファイルから読み込んだものを参照するように変更されています。 r49882 もですが fake.rb に依存しないようにしているそうです。

nobu: r49884 2015-03-07 11:06:24 +0900

fake.rb(実際のファイル名は $(arch)-fake.rb)の生成ルールを Makefile.in と win32/Makefile.sub に分離されていたのを common.mk に移動して共通のものにしています。

nobu: r49885 2015-03-07 11:06:28 +0900

fake.rb のテンプレートファイル template/fake.rb で RUBY_PATCHLEVEL も再定義するようにして、RUBY_DESCRIPTION に RUBY_PATCHLEVEL も含めるようにしています。

nobu: r49886 2015-03-07 20:54:58 +0900

tool/make-snapshot で $(BOOTSTRAPRUBY) の指定の追加と @ruby_version@ の指定の変更。今日の変更で make dist がエラーになっていたのを修正しているようです。