ruby-trunk-changes r29621 - r29626

急に寒くなってもう冬みたいですね。秋の根性のなさにはがっかりです。では今日のコミットです。

ko1:r29621 2010-10-28 23:34:06 +0900

GC.stat で取得できる :heap_final_num というファイナライザの処理を待つオブジェクト数を、ファイナライズ処理する度にデクリメントするようにしています。元は before_gc_sweep で一度に 0 にクリアしていました。

nobu:r29622 2010-10-29 03:04:23 +0900

UTF-8 の文字列に対して String#dump を呼ぶと末尾に余分なバイトがくっついてかえってきてしまう不具合を修正。[ruby-core:32935]

svn:r29623 2010-10-29 03:04:28 +0900

version.h の日付更新。

ko1:r29624 2010-10-29 05:23:21 +0900

ObjectSpace.total_memsize_of_all_objects はさすがに長過ぎたのか ObjectSpace.memsize_of_all に改名しています。また引数にクラスを受けとって、そのクラスと kind_of? の関係にあるクラスのみカウントできるようになっています。これは便利ですね。

naruse:r29626 2010-10-29 10:03:21 +0900

えぇと、#3998 を読んでわたしの英語力とUnicode力でなんとか理解した内容なので眉に唾をお願いします。
Unicode には "Unknown" という「割り当てられていないコードポイント、プライベートな利用のためのコードポイント、非文字のコードポイント、サロゲートペア用の領域などの総称を指す言語名(Script)」があるそうです。で Ruby を Unknown に対応させているそうです。
ちょっと具体的にどういうコードに効くのかよくわかっていませんが、鬼車のためのヘッダの自動生成ツールで対応していたりするので正規表現の処理に関係があるのかもしれません。何が変わったのかテストが欲しいところですね。