ruby-trunk-changes r31093 - r31100

Rubyist のみなさまお元気でしょうか。被害の大きかった地域のかたがたのご無事を祈ります。余震が続き不安な夜です。関東地方でも念のため更なる地震を警戒して携帯できる飲料水や靴の準備など対策は取りつつ、ゆっくり休みましょう。こんな時にコミットを気にする人もそうそう居ないでしょうけど、一日も早く日常生活に戻れることを祈って今日も更新します。

本日の主な変更は date ライブラリのソースツリー上の移動および不具合修正です。

tadf:r31094 2011-03-11 23:33:52 +0900

[ruby-core:35416] で告知されていましたが date/delta Date::Delta が削除されています。 [Feature #4391]

tadf:r31095 2011-03-12 00:07:47 +0900

date のコア部分は拡張ライブラリ date_core による実装になったため、lib/date.rb および lib/date/* は ext/date/lib へ移動しています。これはソースツリー上の移動でインストール先での位置は変化ありません。

svn:r31096 2011-03-12 00:07:51 +0900

version.h の日付更新。

tadf:r31097 2011-03-12 01:21:56 +0900

date のドキュメント(rdoc 用のコメント)を date.rb, date/format.rb から適宜 date_core.c へ移動しているようです。

tadf:r31098 2011-03-12 01:27:25 +0900

#if 0 でコメントアウトされていたデバッグ用コードを #if NDEBUG による条件コンパイルに変更しています。あと Date で存在しないメソッドについて Module#private を呼んでいたのを修正。

tadf:r31099 2011-03-12 02:28:44 +0900

Date, DateTime の Marshal.load 用の関数で引数に渡された Array オブジェクトのクラスやサイズのチェックをより厳密にしています。

akr:r31100 2011-03-12 04:13:02 +0900

ext/openssl/ossl_ssl_session.c の関数マクロの引数にかっこをつける修正です。