ruby-trunk-changes r31230 - r31234

今日は IO#close で close(2) を呼ぶ時にも GVL を解放するようにする修正がありました。

kosaki:r31230 2011-04-03 21:23:59 +0900

IO#close はファイルディスクリプタの種類によってはブロックし得るので、rb_thread_blocking_region() を使って GVL を解放して close() や fclose() を呼ぶようにしています。ただし例外の発生を抑制したい時にはこれを呼べないのでその時は GVL 確保したままです。 [ruby-core:35555][Bug #4527]

svn:r31231 2011-04-03 21:24:03 +0900

version.h の日付更新。

kosaki:r31232 2011-04-03 21:35:29 +0900

Mac OS X で fdatasync(2) は使えないのに configure 時にあると検出されてしまうので明示的に off にしています。[ruby-core:35493][Bug #4500]
なんとなく既視感が、と思って過去ログをあさってみました。2011-01-30 にほぼ同じ修正が入って、2011-02-08 で revert したものです。fdatasync() に失敗したら fsync() に fallback するようにしたからですね。けど Mac OS X で fdatasync() の prototype 宣言がないと警告がでるのでやっぱり off にしています。

akr:r31233 2011-04-03 22:10:29 +0900

ext/zlib/zlib.c の関数マクロの引数にかっこをつける修正です。

nagachika:r31234 2011-04-03 22:58:32 +0900

ext/syslog/syslog.c の rdoc 用コメントの修正です。 [ruby-core:35592] [Bug #4545]