ruby-trunk-changes r33251 - r33256

rake の不具合修正と公開API rb_threads_select() の不具合修正がありました。

nobu:r33251 2011-09-12 12:40:49 +0900

TestUnit の assertion に メソッド名と引数を失敗時のメッセージに含めることのできる assert_send と assert_not_send(偽値が返ることを期待する)を追加しています。 assert_send の失敗時のメッセージの false -> true のような気がしますね。

svn:r33252 2011-09-12 12:40:54 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r33253 2011-09-12 12:42:39 +0900

r33251 で追加した assert_send/assert_not_send を使って TestException#test_exit_success_p の assertion を書き換えています。また Kernel#exit の引数に true, false を渡した時の結果のチェックを追加しています。

usa:r33254 2011-09-12 12:54:53 +0900

Rake::FileList#egrep でファイルを open する時に "rb" モードを指定していましたが "b" は改行コードの変換の挙動を変えるので、エンコーディングを ASCII-8BIT に指定するだけにしています。 参考 URL: https://github.com/jimweirich/rake/issues/74
rake の gem パッケージでは 1.8 対応もしないといけないでしょうから mode の指定のバージョン間の非互換を吸収しないといけないんでしょうね。。

nobu:r33255 2011-09-12 13:38:15 +0900

respond_to? などで引数を文字列で渡された時に不要なシンボルの生成を抑制するための rb_check_id() という API の説明を README.EXT(.ja) に追記しています。

kosaki:r33256 2011-09-12 20:36:06 +0900

最近ちょこちょこ変更が加えられている API rb_thread_select() (ruby 本体ではもう利用されていませんが公開 API なので利用している拡張ライブラリがいる)で rb_fdset_t の変更を rb_thread_select() の fd_set 型の引数へ書き戻されていなかったので処理を追加しています。 [ruby-core:39435] [Bug #5306]